第15回 2022年6月ハイキング(玉原湿原)
玉原湿原
尼ケ禿山
ギンリョウソウ
ワタスゲ
アヤメ
トキワハゼ
ワタスゲ
玉原湖
ヤマデブリ
ショウキウツギ
<体験記>
梅雨明けしたように感じる快晴のスタートです。
まずは湿地帯を散策するために木道に入っていきます。綺麗に整備された木道で滑ることはなく快適に歩けます。入口付近はほとんど花が咲いていないと思っていたら、先に進むにつれて黄色、紫色(アヤメ)、白色(ワタスゲ)、赤色の花が見えてきます。水芭蕉は既に終わってしまい、鹿にたべられないよう網に覆われています。ここは意外と広大な湿地(尾瀬に比べれば小さい)で、山に囲まれ、上は青空、下は緑の絨毯、そして周りを見渡すとワタスゲ、アヤメの群生地などの色とりどりの花等によって気持ちのよい散策ができます。
湿原コースの半分を回ってからブナ林に入っていきます。ここから少しぬかるんでいたところもあり、水がちょろちょろと流れていたところを滑らないように越え徐々に登って行きます。林の中では周りの景色は見えないものの、林を抜けてくる風は涼しく爽やかで汗が出ていても気持ちよい。ふと、足元を見ると花に見えない真っ白いギンリョウソウ(別名、ユウレウソウ)がたくさん咲いています。そして大きなブナの木に目を向けると15cm位の細長い茶色の虫(つのあり)が張り付いていて少しぞっとします。耳を澄ますと鳥の鳴き声、セミの鳴き声が聞こえ、さらに涼しさを感じてきます。
鉄塔を過ぎるとまもなく頂上に到着。東から西方向の展望が開けて、目の前の赤城山、榛名山、そして青い水をたたえた玉原湖をはじめとした雄大な景色を眺めることができました。北方向は木々の間から雪がまだ解けていない谷川岳と思われる山々が見えています。
頂上は日陰がなかったのでとても暑かったけれど、今日の下界の暑さ(40度)に比べれば炎天下でも耐えられるのでまだいいほうかもしれません。ここでしばらく昼食と景色を楽しんだ後に、わずか1時間程で下山でき、再度湿原を散策する途中で、木道に横一列に座りしばらく湿地帯に咲く花と木をぼ~と眺めて名残おしく湿原を観察しました。
湿原を抜けた後に蛙の水場で冷たい水で顔を洗い、喉を潤してハイキングが終わりました。
(立寄りの湯:楽楽の湯)