第39回 2024年11月ハイキング(養老渓谷・大福山)
ルート
小湊線電車
養老渓谷駅
駅周辺の田園風景
洞門広場
渡渉
日高邸跡
日高邸跡
日高誠実顕彰碑
神社
大福山 頂上
<体験記>
五井駅から昭和のレトロ感が漂う小湊鉄道に乗り養老渓谷駅に向かいます。電車内を見渡すと、ハイキングと観光者だけのようです。養老渓谷駅は木造建築の古びたローカル駅そのものです。駅の右横側に真っ赤に燃えていた紅葉を抜けてハイキング開始します。
線路を渡り田園風景豊かな道を青空に向かって山里方面に進みます。駅からわずか先に渓谷にかかった大きな吊り橋を渡ります。下に流れている川からの高さは50m以上あり、早くも観光気分を味わうことができます。この後に黒川沼を超えると、もみじの紅葉が道の両側に見られ、とてもきれいな風景になってきます。青空と陽に映えた赤色の紅葉は非常に美しさを見せてくれます。女ケ倉(めがくら)分岐を過ぎ洞門広場駐車場を管理していたおばさんと話をすると、最近、急に色づき始めたと言われています。ここから見る紅葉は駐車場に入らないと見えないと言われたので写真を撮ってもらいました。
さらに進むと沢沿いの道に入り清んだきれいな川を見ながら滑らないように歩きます。川をジグザグに何度も渡らなければならなく、その度にどのように渡るかを考え、時には踏み石を川に投げ込んで渡り場所を確保して渡ったこともありました。
時々、ポチャリと足を川に入れてしまい、慌てたメンバーもいます。このような渡渉を繰り返しながら進み、数100mおきに現れる川沿いの右側に大きな高い壁を見れ大昔の地層がはっきりと浮き出ていて、そこに紅葉した木が輝いています。
途中ですれ違った人から「終点の日高邸跡の紅葉は素晴らしいよ」と言われ急ぎ足で向かうと、そこには赤、黄色の紅葉、そして色づいた落ち葉が沢山落ちてきれいな落ち葉の大地を作っています。
この終点から沢沿いを離れ大福山に向かう道になると急に登山道らしくなってきます。この場所はもみじ平といわれ紅葉の名所にもなっています。我々は大福山における展望を期待して登りましたが、最後の急な石段を登っても展望はなく非常に古ぼけた神社が建っているだけでした。頂上は神社の裏手にひっそりと小さな立て札のような表示があり、そこが頂上でした。なんてかわいらしい頂上でしょうと思います。これでは見過ごしてしまいます。
次の展望台までは尾根歩きの気持ちのよい道でしたが、わすかに遠方をのぞける開けた場所があるだけの道です。展望台についても危険のため昇降禁止になっていたために残念ながら展望することはできません。
展望箇所からすぐにアスファルトの道に出られ、ここから見晴らしの道と言われているところを周りの紅葉を何度も見ながら駅に向かい15時頃に到着しました。どこにハイキングしていたのか沢山のハイカーが帰りの電車を待っています。我々もその列に加わり帰宅の途につきました。