2023年6月8日(木)
 平標山 (1897m)

コースタイム

登山口駐車場8:55→10:35松手山10:40→12:10平標山12:15→12:40山小屋13:30→14:15平元新藤登山口→15:25駐車場

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体験記

昨年に平標山に登った時に仙ノ倉山まで行けなかったこと、稜線上のお花畑の中でハクサンイチゲを 見れなかったことに対するリベンジ登山です。 今週も台風3号による影響により梅雨前線が北上しているために天気予報があてにならないかもしれない思いつつの山行でした。 スタート時点の登山口駐車場の上空では太陽が少しだけ覗いていましたが、ほぼ曇っていました。 晴れなくとも展望は悪くはならないことを祈って登山開始しました。登山口から急登が続き半袖Tシャツでも汗が出始めました。 高度が上がるにつれて苗場山方向の眺望があり、早く雲がとれ大展望になってくれることを参加者は期待しましたが、登って登っても一向によくなることはなく苗場山は最後まで雲に隠れていました。 唯一見えたのはスキー場、プリンスホテルぐらいです。でもこのあたりからたくさんの花が歩道に表れ始め楽しませてくれます。 たぶんこの花ではないかと思っていました。山つつじ、ミヤマレンゲ、タニウツギ、イワウツワ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマシキミ、イワカガミ、サラサドウダン。 さらに登ると、時折黒い雲も流れていましたので心配になってきます。 最初の休憩地点の鉄塔で頂上方向を眺めると稜線が見えていましたので、まだこの時点でも頂上の展望とお花畑鑑賞を期待していました。 さらに進むこと30分で松手山に着いた頃には風が出始め雲も増え、ガスも出始めこれは悪化するだろうとの気持ちに切り替わってきました。 本来はここからの稜線歩きは天空の散歩で周りの展望を見ながら気持ちよく歩けるはずでしたが、とんでもないほどの強風(20m/秒以上)に苦しまられるとは思いもしませんでした。 稜線を歩くと先に進む毎に遮るものがないので容赦ない風が吹き始め、登山者を飛ばしかねないほどでした。腰を落として歩いてもふらつく程の強風で歩くことが大変でした。 また汗をかいていたので風により体感温度が下がり始め、このままでは低体温症になるかもしれないと思ったくらいでした。 ここで登山を中止して登りと同じルート下山するか、何とか頂上まで行きすぐに山小屋方向に下山するか考え、下山より登山を続け一刻も早く山小屋方向に下山して風を避けた方がよいと判断して頂上にいくことにしました。 手もかじかみ重ね着する手が自由に動かなくなりやっと着込みました。 またカメラのシャッターもきれないほどでしたので、これは本当に危険であると思っていた時にハクサンイチゲの群生にであい、きれいに咲き誇った花たちにより一気に元気をもらいました。 これを見たことにより頂上まで行くパワーをもらい、なんとか頂上に12頃に到着しました。しかし頂上はガスに覆われ真っ白で、ここでも強風が吹き荒れ1秒足りとも長居ができない状況でした。 しかなく登頂写真だけをとり山小屋方向に向けて下山しました。本来はこのルートもいい景色のはずが残雪の残った左側の斜面しか見えません。 約30分で山小屋まで降りられ、ここでランチ休憩をとることができました。このランチでメンバーの一人が岐阜県の名物の朴葉寿司を作ってくれ、とても珍しくおいしくごちそうになりました。 下山は階段が続くために筋肉疲労になるようなルートです。でも登山口までわずか2時間ほどで降りられ、先程の強風は嘘のように全くなく無難に下山できました。下山口からはゆるやかな林道をだらだらと歩いて駐車場に着きました。
(立ち寄りの湯:満点星の湯)