118回 浅間山(別名は水沢山1194m)
<体験記>
この登山はKMT山の会の4月登山が雨降りにより中止になったので、参加予定していた方にて個人山行として開催することにしました。
天気予報では一日快晴でしたので、好展望を期待して水沢観音駐車場に集合しました。そこで山方向を見上げると浅間山が綺麗に見えています。まずは水沢観音にお参りしてからスタートしました。登山口から頂上まで急登続きでかなり体力を使います。徐々に暑さも相まってさらなる急登が続き、汗が出てきます。でも登山道の周りの一面が新緑に覆われた鮮やかさと時々鳴いている鳥の鳴き声に癒やされ辛さも軽減されます。登山道の階段は丸太を階段状に設置されているので歩きやすくなっています。途中、その階段を修理していたボランティアの人に出会い、登山者のために丸太を削って整備していると言われ感謝、感謝です。(丸太は皮を剥がないと虫で痛むと教えてくれました)
最初の目的地である休み石の休憩ポイントで、鳥と戯れることができることが分かっていたので、持参した木の実を手に乗せて差し出すとFさんとNさんの手には何度も乗ってくれます。私は無視されてしまいした。今日の鳥たちは人を選んでいたのかもしれません。この鳥たちはかわいいヤマガラ、シジュウガラです。
この場所で登りの約半分まで来たことになります。高度があがってきたので、登りながら振り返り遠方や下界を見ても若葉に覆われているので、その隙間から展望が望めるくらいです。道は階段から岩の道に変わり頂上が近づいてきていることが分かります。途中の展望台にて赤城山方向の展望が素晴らしいところがあります。ここで赤城山、上州武尊山、日光白根山を眺めてからは稜線を歩きになり、傾斜も緩やかになり気持ちよく歩けます。頂上の手前に展望場所が何カ所かあり南方向が開けています。沢山のツツジも綺麗に咲いています。一度下り登り返し大展望の頂上に到着しました。
頂上はほぼ360度の大パノラマ展望です。少しガスってはいたもののかなりの遠方まで見え十分に景色を楽しめます。赤城山の左側から雪が残っている日光白根山、上州武尊山、谷川岳、平標山などが見え、登頂の達成感を味わうことが出来ます。ここで景色を見ながら至福の一時をとりました。
下山コースは伊香保温泉方面に降りて行きます。登りとは全く違い丸太の階段はなく、岩と砂利の道で滑らないよう気をつけて下山します。まもなくして自然森林公園の林の中に入り登山口に出ます。このあとは公園内のハイキングエリアを展望場所に向かって歩きます。ときめきデッキと言う大展望台では、目の前の子持山に近づき雪が沢山残っている谷川岳方向がよく見えてきます。ここでしばらく景色を楽しんでから伊香保温泉街に降りて行きます。ここも階段続きです。一般観光客が逆に登ってきますが、非常にきつそうです。我々はなんなく伊香保神社に到着します。ここで無事下山したことのお礼参りをして石段街散策をします。石段街は平日でも結構な人が楽しんでいます。我々は途中の日帰り温泉に入ろうとしたが定休日で入れません。しかたなく足湯温泉で足だけ疲れを癒やしてから、ソフトクリームを頬張りながらバス停まで降りて登山を終了しました。