119回(一切経山 1950m)
浄土平駐車場
酸ケ平
噴煙
シラタマノキ
<--一切経山 頂上
つらら
五色沼(魔女の瞳)
一切経山 頂上
鎌沼
<--吾妻小富士
吾妻小富士-->
<--吾妻小舎
吾妻小舎-->
磐梯山
双竜の辻
<体験記>
山の会の10月登山が安達太良山登山でしたので、前日に同じ福島県の魔女の瞳が頂上から見える一切経山に登りました。
登山口のある浄土平中車場は広く目の前に吾妻小富士がくっきり見えます。
まずは駐車場から木道が引かれている浄土平湿原散策から始まります。この時期の湿原は何も咲いていなく、さっと過ぎ去り登山口に向かいます。右方面の斜面を見ると山肌には木々がなく噴煙(活火山)が吹き上がりわずかに硫黄の匂いがします。しばらく低木の中を歩いて行きます。ところどころで展望が開け、紅葉している斜面が見えることに何度も気づき、その都度、綺麗な紅葉に感動し立ち止まってしまいました。再度、木道がでてきます。ここは酸ケ平湿原と言われた場所で、この時期はここも何もありません。湿原から離れ、右側方向の斜面を登っていき避難小屋を通り過ぎる時に、中を覗くと多数の人が休憩しています。
この小屋からいよいよ急な斜面になり本格的な登山開始になります。ほとんど木々がなくなり、振り返ると下方には鎌沼見え静かな湖面が光り輝き、その遠方には東吾妻山が聳えています、このあたりから風とともに肌寒さを強く感じてきます。頂上らしき場所に着いたと思うと、まだまだ先に小さな頂上らしき標識があり、そこが頂上であると気づきます。斜面は比較的急ですが、歩きやすい道になっています。振りかえり浄土平方向を見ると、ぱっくり口をあけている吾妻小富士が綺麗な円錐に穴を開け、その大きさがよく分かります。赤茶けた道をさらに上るごとに寒くなり我慢しながら登ると頂上に到着しました。上空は青空でしたので、早く魔女の瞳に会いたく広い頂上の先端まで行くと、こんなにきれいなコバルト色の沼は見たことがないほど綺麗な山に囲まれた沼でした。太陽の光を受けて刻々と色が変化しているのが分かります。このまましばらく魔女に癒やされたいと思いながら見つめていたいところでしたが、寒さに耐えられなくなり仕方なく下山します。広大な頂上標識の看板は空中の湿気がつらら状に凍っていたので、ここの気温は氷点以下と思われます。
頂上における昼食は止めて途中の避難小屋でとりました。
小屋から酸ケ平経由で鎌沼を一週してから駐車場に戻りました。帰宅前に吾妻小富士に登る計画でしたので、登り始めると夕方になっていたのでさらに気温が低く風も強くなってきたので、整備された階段を上ったところで火口と周回ルートを見るだけにしてそのまま下山し、本日の登山は無事に終了しました。