90回八ヶ岳縦走(2899m)
ルート
美濃戸登山口
赤岳鉱泉
硫黄岳
横岳
日の入
赤岳山荘
雲海
赤岳 頂上
阿弥陀岳
行者小屋
マムシグサ
カペンタケ
赤岳山荘の夕食
<体験記>
<1日目>
美濃戸登山口までの道は普通車では少々無理があるような凸凹道でした。登山口の気温は肌寒く、10度以下だと思われます。苔の生えた登山道を歩き高度があがるにつれ多少息苦しさもでてきた頃、開けたところから雄大な景色が見え始めました。硫黄岳から赤岳までの稜線の絶景により急に元気が出てきます。赤岳鉱泉で昼食をとっていると、いつの間にかガスがわき稜線を全て覆ってしまいました。
そこから硫黄岳 頂上に登ると、広大な大地に驚きます。頂上はどこって感じで。ここからがいよいよ稜線歩きがはじまります。ガスもとれ始め赤岳方面、その先の阿弥陀岳も見えます。この稜線歩きは険しい岩の連続で梯子、クサリが多数現れアップダウンの連続でしたが、周りの景色を見ながらなので、厳しさより楽しく登ることができます。徐々に遠方の北アルプス(槍ヶ岳、穂高岳)も雲の上に見え始め、さらに登山の楽しみを味わうことができました。疲れもピークに達した頃、やっと小屋が見えほっとしました。
<二日目>
小屋から直登で赤岳に登ります。この時の景色は天気予報がはずれ、今回の最高の天気になり昨日歩いた険しい稜線はもちろんのこと、北アルプス、南アルプス、そして富士山までも見ることができます。南側の景色は見えませんでしたが、モクモクと湧いている雲も下界では見ることができないもので感動を得られます。頂上でしばらく居たい気持ちを振り払い阿弥陀岳に向けて出発します。この先の道が昨日に劣らない険しい道で、足を踏み外さないよう気を付けながら中岳コルに到着しました。ここに荷物をデポして阿弥陀岳を登って行きます。この道は大半の人がヘルメットをかぶっているように浮石だらけの少し危険な道でした。私の前をいく女性が落した石が私の両足にぶつかり怪我をしてしまいました。それでもどうにか登り、360度のパノラマ展望を見ることができました。中岳コルから行者小屋に下りて小休止をしてから下山口まで黙々と歩き下山しました。
最高の天気と最高の景色が見れ、十分に山の楽しさを満喫した登山でした。