99回平標山 (1897m)

平標山

ルート

平標山

トイレ

平標山

平標山

平標山

平標山

平標山

平標山

平標山

平標山

平標山

ニガイチゴ

平標山

 

平標山

平標山

平標山

ヘビイチゴ

平標山

 

平標山

平標山

平標山

 

平標山

イワカガミ

平標山

平標山

平標山

平標山

平標山

シャクナゲ

平標山

 

平標山

 

平標山

ハクサンイチゲ

平標山

平標山

平標山

平標山 頂上

平標山

 

平標山

 

平標山

朴葉寿司

平標山

 

平標山

平標山の家

平標山

水場

平標山

 

平標山

登山口

平標山

満点星の湯

 <体験記> 

 昨年に平標山に登った時に仙ノ倉山まで行けなかったこと、稜線上のお花畑の中でハクサンイチゲを見れなかったことに対するリベンジ登山です。 今週も台風3号による影響により梅雨前線が北上しているために天気予報があてにならないかもしれないと思いつつの山行でした。
 スタート時点の登山口駐車場の上空では太陽が少しだけ覗いていましたが、ほぼ曇っています。 晴れなくとも展望は悪くはならないことを祈って登山開始します。 登山口から急登が続き半袖Tシャツでも汗が出始めます。 高度が上がるにつれて苗場山方向の眺望があり、早く雲がとれ大展望になってくれることを参加者は期待しましたが、登って登っても一向によくなることはなく苗場山は最後まで雲に隠れていました。 唯一見えたのは苗場スキー場、プリンスホテルぐらいです。でもこのあたりからたくさんの花が歩道に表れ始め楽しませてくれます。 たぶんこの花は、山つつじ、ミヤマレンゲ、タニウツギ、イワウツワ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマシキミ、イワカガミ、サラサドウダンではと思います。 さらに登ると、時折黒い雲も流れていましたので心配になってきます。 最初の休憩地点の鉄塔で頂上方向を眺めると稜線が見えていましたので、まだこの時点でも頂上の展望とお花畑鑑賞を期待していました。 さらに進むこと30分で松手山に着いた頃には風が出始め雲も増え、ガスも出始めこれは悪化するだろうとの気持ちに切り替わってきます。 本来はここからの稜線歩きは天空の散歩で周りの展望を見ながら気持ちよく歩けるはずでしたが、とんでもないほどの強風(20m//秒以上)に苦しまられるとは思いもしませんでした。 稜線を歩くと先に進む毎に遮るものがないので容赦ない風が吹き始め、登山者を飛ばしかねないほどです。腰を落として歩いてもふらつく程の強風で歩くことが困難な状況になってきます。 また汗をかいていたので風により体感温度が下がり始め、このままでは低体温症になるかもしれないと思ったくらいです。 ここで登山を中止して登りと同じルートで下山するか、何とか頂上まで行き、すぐに山小屋方向に下山するか考え、引き返すより登山を続け一刻も早く山小屋方向に下山して風を避けた方がよいと判断し頂上に向かうことにしました。 手もかじかみ重ね着する手が自由に動かなくなりやっと着込みます。 またカメラのシャッターもきれないほどの寒さでしたので、これは本当に危険であると思っていた時にハクサンイチゲの群生にであい、きれいに咲き誇った花たちにより一気に元気をもらいました。 これを見たことにより頂上まで行くパワーをもらい、なんとか頂上に12頃に到着しました。
 しかし頂上はガスに覆われ真っ白で、ここでも強風が吹き荒れ1秒足りとも長居ができない状況です。 しかなく登頂写真だけをとり山小屋方向に向けて下山しました。本来はこのルートもよい景色のはずが残雪の残った左側の斜面しか見えません。 約30分で山小屋まで降りられ、ここでランチ休憩をとることができました。このランチでメンバーの一人が岐阜県の名物の朴葉寿司を作ってくれ、とても珍しくおいしくごちそうになりました。 下山は階段が続くために筋肉疲労になるようなルートです。でも登山口までわずか2時間ほどで降りられ、先程の強風は嘘のように全くなく無難に下山できました。下山口からはゆるやかな林道をだらだらと歩いて駐車場に着きました。
(立ち寄りの湯:満点星の湯)