今回、初めて海外登山に挑戦したことにより、ヨーロッパアルプスの美しさ、厳しさを少しでも体験できたことはとてもよかったと思います。
4,000m級の山は、午前中、快晴でも天気が崩れると、午後には吹雪となり視界が全く利かなくなります。
シャモニもツェルマットもロープウェイを乗り継いで、一気に3,800mの銀世界へ運んでくれますが、観光客はそこまでで、そこから先はアルピニストの世界になります。
今回はモンブランを目指してスイスまで行きましたが、ガイドは 他にも素晴らしい山がいっぱいあると言います。
モンブランは天気さえ良ければいつでも行けるという前情報でしたが、やはり天候、体力、高度順応性の3つが揃わないと登れない難しい山だということを実感しました。
シャモニもツェルマットも3,000m以下の ハイキングコースがいっぱいあります。
ツェルマットでは、マッターホルンへ行くまでのハイキングコースを歩きましたが、とにかくスケールの大きさには驚きました。
皆様も機会がありましたらぜひ訪れて みてください。私もまたもう一度モンブランへ行きたい!
2年前、悪天候のため、やむなく引き返したヴァロ避難小屋を通り過ぎると 、荘厳なモン・ブランの夜明けが始まりました。グランド・ボス、プティト・ボスの2つの雪稜
を越え、頂上に至る最後の美しい雪稜を登り始めた時、自然と涙が溢れてきました。 自分が今ここにいることの幸せを感じ、親に、穏やかな天候に、登頂を祈願してくれた山の会のメンバーに、その他全てに感謝の気持ちで一杯です。
その後7時20分に、それより上はない、2年前のリベンジを果し、また長年の願いが叶うことになる4,810mのモン・ブラン頂上に着きました。夢はあきらめなければ必ず叶うことを改めて思いました。
4番目の写真が頂上に到着し感動したものです。
(HP管理者のコメント:一度失敗した登頂をあきらめず、登頂したい思いを2年後に果し、最高の感動を味わったのではないかと思います。本当におめでとうございます。)