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体験談 |
- 登山開始は国道18号から山奥に入ったひっそりと建っている霧積館駐車場からでした。ここまでの山道は狭く対向車とすれ違いができなく、待避場所を使ってすれ違うような危険な道路です。予定通り9時30分にスタートできたので、12時には頂上に立ち大パノラマが見えるはずでした。途中、曇ったり晴れたりとあまり天候がよくありません。どうにか頂上まで雨が降らずに登れることを願っていたが、霧積のぞきあたりから、ついにカッパ着用となり景色を堪能することが危ぶまれてきました。それでも山の天気はよく変わるので我々に味方してくれると期待し頂上を目指します。
- 頂上間近の胸突き八丁といわれる急坂を越えると、やっと大天狗頂上に到着。ガスっていたが、周りの雄大な景色が見れ、ちょっと感激。その後、5分で本日登頂目的の1655mの小天狗(こちらのほうが高い)に到着。すでに男性2名、女性8名が昼食をとっているところでした。思ったより広く平らな休憩所という感じです。ここもガスってはっきりと周りは見えないが、それでも360度のパノラマ展望が可能でした。目の前に聳え立っているでかい浅間山、となりには浅間山に競りあうような浅間隠山が大きく見えています。その反対側も山並みが見えます。もし晴れていたらすばらしい展望になるだろうと容易に想定できました。もう一度、天候のよい時に登頂したい気持ちになりました。天候の悪化を気にして早々に昼食をすませてしまおうと思ってきた時に、雨足が早まり本降りになる気配となり、休憩もそこそこにして仕方なく早々に下山を決意。
- 急坂に足を取られつつすべるのをこらえながら、30分程下山したときには、もう本降りになり、黙々と歩くしかなくなりました。その後にごろごろ、ぱらぱらと雷もなり始め、気温も低く10度以下になり手も冷たくなっていました。雷も頭上に近づきちょっと怖い気分を味わいつつ、また通常の雷と違い打ち上げ花火が上空で開いた後にパラパラと音を発しながら落ちるような不思議な感じでした。
- 霧積館登山口に到着したときには、土砂降りという感じで、早く温泉に入り汗を流し着替えをすることに気が向き、早々に旅館に入り温泉に飛び込んでいました。
- この温泉は檜で作られた六角形の変わった風呂で、山奥の秘湯という感じで、温泉の暖かさもあいまって一気に気分がよくなってきました。今回の登山の一番よかったところになるかもしれません。
- 登山のまとめとして、登頂に30分遅れたら全く景色が見えなくなり、単に登頂しただけになってしまうところでした。登りも多少降られたが、頂上ではガスってはいたものの、どうにか360度展望が見られ、下山後の温泉(秘湯)に感激したものでした。コースタイムは予定通りで休憩、昼食を入れて5時間でした。
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