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【 登山体験記 Ⅱ 】

 【第22回 鼻曲山登山】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2008年5月17日(土)  
  登山コース 霧積館登山口→十六曲峠下分枝→霧積のぞき→鼻曲峠→大天狗、小天狗→(逆コース)→霧積館登山口
  体験談
  • 登山開始は国道18号から山奥に入ったひっそりと建っている霧積館駐車場からでした。ここまでの山道は狭く対向車とすれ違いができなく、待避場所を使ってすれ違うような危険な道路です。予定通り9時30分にスタートできたので、12時には頂上に立ち大パノラマが見えるはずでした。途中、曇ったり晴れたりとあまり天候がよくありません。どうにか頂上まで雨が降らずに登れることを願っていたが、霧積のぞきあたりから、ついにカッパ着用となり景色を堪能することが危ぶまれてきました。それでも山の天気はよく変わるので我々に味方してくれると期待し頂上を目指します。
  • 頂上間近の胸突き八丁といわれる急坂を越えると、やっと大天狗頂上に到着。ガスっていたが、周りの雄大な景色が見れ、ちょっと感激。その後、5分で本日登頂目的の1655mの小天狗(こちらのほうが高い)に到着。すでに男性2名、女性8名が昼食をとっているところでした。思ったより広く平らな休憩所という感じです。ここもガスってはっきりと周りは見えないが、それでも360度のパノラマ展望が可能でした。目の前に聳え立っているでかい浅間山、となりには浅間山に競りあうような浅間隠山が大きく見えています。その反対側も山並みが見えます。もし晴れていたらすばらしい展望になるだろうと容易に想定できました。もう一度、天候のよい時に登頂したい気持ちになりました。天候の悪化を気にして早々に昼食をすませてしまおうと思ってきた時に、雨足が早まり本降りになる気配となり、休憩もそこそこにして仕方なく早々に下山を決意。  
  • 急坂に足を取られつつすべるのをこらえながら、30分程下山したときには、もう本降りになり、黙々と歩くしかなくなりました。その後にごろごろ、ぱらぱらと雷もなり始め、気温も低く10度以下になり手も冷たくなっていました。雷も頭上に近づきちょっと怖い気分を味わいつつ、また通常の雷と違い打ち上げ花火が上空で開いた後にパラパラと音を発しながら落ちるような不思議な感じでした。
  • 霧積館登山口に到着したときには、土砂降りという感じで、早く温泉に入り汗を流し着替えをすることに気が向き、早々に旅館に入り温泉に飛び込んでいました。  
  • この温泉は檜で作られた六角形の変わった風呂で、山奥の秘湯という感じで、温泉の暖かさもあいまって一気に気分がよくなってきました。今回の登山の一番よかったところになるかもしれません。
  • 登山のまとめとして、登頂に30分遅れたら全く景色が見えなくなり、単に登頂しただけになってしまうところでした。登りも多少降られたが、頂上ではガスってはいたものの、どうにか360度展望が見られ、下山後の温泉(秘湯)に感激したものでした。コースタイムは予定通りで休憩、昼食を入れて5時間でした。
 【第23回 乾徳登山】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2008年6月28日(土)  
  登山コース 徳和公園駐車場→登山口→銀晶水→錦晶水→国師ケ原→扇平→頂上(2031m)→水のタル→国師ケ原→錦晶水→登山口→徳和公園駐車場
  体験談
  • 梅雨時期なので雨を心配しながらの登山でしたが、最後まで降られることなく登頂できたが、頂上における雄大なパノラマ展望をみることができず、少し残念でした。それでも錦晶水という水場で、ミネラルたっぷり入ったおいしい水を飲め、国師ケ原では広大な原っぱが突然現れ、そこから眼下に見える麓の景色はすばらしいものでした。また頂上に近づくにつれ一枚岩に鎖がかかった場所の登りは登山の醍醐味を味わい、特に頂上直前の足をかける場所の全くない鎖は足を滑らしたらおしまいという感じのスリルも味わうことができました。
  • Jさんの疲れをしらないスポーツエンジンを積んだ健脚に促され、予定コースタイムより30分ほど早い12時前に登頂でき、下りも30分早く下山し、若者二人と年寄り二人の体力、、筋力の違いも感じたものでした。  
  • 登りは標高が1500m程を超えるまでは蒸し暑く、道悪に足をとられないよう気をつけながら登り、その後は足場もしっかりした登りやすい急坂が続き意外と体力を使うところです。国師ケ原を通過すると岩場が数箇所あり、時々見える周りの山々を見ながら、雲、ガスが取れることを願い登っていきます。頂上直前に12歳の「ラッキー」という名のワンちゃんを連れた夫婦にであい、このワンちゃんは急坂も岩場もなんのそので、いとも簡単に登って行きます。我々も犬に負けていられないという気持ちがでるとともに朗らかな気分になってきました。
  • ガスって見えない頂上における昼食は早々と切り上げ下山しましたが、前日の雨でぬれた滑りやすい斜面が国師ケ原まで1時間以上続きます。錦晶水までくると、もう下山も残すところわずかで最後の力を出して無事下山終了です。
 【第24回 富士山(富士宮口コース)】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2008年7月26日(土)~27日(日)  
  登山コース 富士宮口5合目→頂上→剣が峰→お鉢めぐり→御殿場コース→宝来山コース→富士宮口5合目
  体験談
  • KMT山の会の富士登山は今回で5回目になり、目的は登頂だけでなく、景色がよいと言われている宝来山ルートを迂回することです。
  • 21時集合し高度順応化を40分程おこない、スタートです。頂上でのご来光を狙っている人が多く多数の人が登り始めています。これまでは富士宮口コースは午前中に登っていました。でもこれほど前後に登山者がいることはなかったのですが、今回は途中渋滞するほど込み合っています。頂上に近づくほど苦しくなり歩行スピードが落ちてきた人がよけずに横に座っていることから渋滞が発生していることが分かり、自分も苦しくなったら譲り合いの精神が必要だと思いました。、
  • 渋滞はしていたが、止まったまま動かないことはほとんどなかったので、ほぼ予定通り頂上の富士宮本宮神社に4時に到着。この時点での気温が5度で風が吹いていたので体感温度的には0度以下だったと感じました。
  • ご来光が4時45分なので、寒さをしのぎ登りの疲労を本宮前で癒し、日の出前に剣が峰3776mに無事登頂。日の出まで30分以上の待ち時間を期待を込めて待機 。
  • 東の空が明るくなり待機している人たち(約50人)がその方向を見ていたところ、それよりも左側の雲の中から真っ赤な円盤がぽつんと現れ、あれが日の出だとどことなく声が聞こえ、そこから約10分間の感動の日の出ショーが始まりました。雲の中から出てきた赤い円盤が徐々に真っ赤な全容を見せるまでのシーンは言葉で言い表せないほど、すばらしい感動的なものでした。過去6回の登頂の中で最高のものでした。特に雲、ガスが影響し、輝きに変化を与えてこともその原因だと思います。ここで変わった出来事がありました。ご来光を見ていた人の中で『さあ、みなさんすばらしいご来光に感謝をして万歳三唱を行い、今後の祈願をしましょう!!』との掛け声につられて登頂した全員で大合唱でした。
  • 感動の日の出ショーを見た後で、お鉢めぐりをしていたときに珍しい影富士も見れ、さらにもっと珍しいブロッケン現象(虹の中に自分の影が写るもの)が何度も見れ、これも感動ものでした。
  • お鉢めぐりを終えたあとは、御殿場コースの砂走りをざくざくとすべるように降りられるので、スピードが出ても膝への負担が少なく快適に下山できます。7合目から宝来火口を見学し富士宮口に戻るコースを初めて経験しました。この宝来山の第一火口は日本一の火口であると近くにいた人に教えられ、非常に雄大なスケールの大きな噴火口で、必見の価値があると思いました。
  • 今回はこれまでと違った富士登山で、感動の日の出ショーが見れ、めったに見れないブロッケン現象も見れ、雄大な宝来火口も堪能でき楽しいものでした。
 【第25回 奥穂岳紅葉登山】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2008年10月10日(金)~12日(日)  
  登山コース 上高地→横尾山荘→涸沢→ザイテングラード→穂高山荘→奥穂高岳→吊尾根→紀美子平→岳沢→上高地
  体験談
  • 天候不良で2度も延期した穂高登山に期待を込めて3人が新宿駅であずさ号に集合し一路、松本に向け出発。本日の天候は快晴でした。松本に到着し松本電鉄で新島々駅に、そこからバスで上高地へ。(後で気づいたことですが、今年から松本から上高地への直通バスがなくなっていた。)
  • 上高地ではあふれんばかりの観光客でごった返していました。紅葉見物に多数の人が集まってきていた。
  • 今日の登山はなく横尾山荘までのハイキング。山荘に到着し温泉につかった後で、気になる天候をTVでチェックすると、雨のち曇りとなっていて少しがっかり。
  • 2日目は雨の中を5時40分に出発。少しぬかるんだ道をカッパを着て最初はハイキング的な行程でしたが、本谷橋から斜度が急になり、いよいよ登山開始となると紅葉も見え始めてきます。途中、そびえたつ屏風岩をガスの合間から見た頃から赤、黄色のあざやかな紅葉が多数現れ、美しさに感激。
  • 涸沢ヒュッテに到着した時には、雨も小降りになり山に囲まれた紅葉は筆舌に尽くしがたいほどの美しさでした。今までこれほど鮮やかな紅葉は見たことはありません。涸沢の紅葉は超人気である理由が分かりました。お昼頃になると、日も差しさらに色合いが鮮やかになり感動しっぱなし状態です。
  • 涸沢ヒュッテでは、『今日の宿泊はふとん1つに3人以上寝ることになります。』と入り口に張り紙があり、びっくり。どうやって寝るの?ここで暖かいコーヒを飲みながら雨が上がるのを待ち穂高山荘に行くかを思案。
  • 雨もあがり、さらに行くことを決断し、いざザイテングラードに挑戦。ヒュッテからザイテングまで1時間の間にも十分に紅葉が楽しみます。ザイティングラードは噂に聞いていた通りの難所でしたが、慎重に行けばそれほど怖いところでもありません。でも急峻なために筋力を使います。ザイティングを上りきると、山荘に到着です。すでにガスの中です。歩くのを止めると我慢できないくらいの寒さで、急いで山小屋に飛び込みチェックイン。
  • ガスがなくなることを期待し待つが一向になくなる気配がなく、今日の登山は中止し休息。
  • 3日目は朝から快晴で朝食を済ませ、すぐ目の前の奥穂高岳に登山開始、いきなりクサリとはしごがあり、日本三番目の標高を誇る登山の醍醐味を味わいながら、約1時間で頂上(3190m)に到着。頂上は非常に狭く3人も立てない状態でした。その周りの平なところで、快晴のおかげで360度の大パノラマ状態を感動しながらしばらく見ていました。するとキッシーが『もう何もいえねー』と、貴公子が『超気持ちいい』と言っていました。北は裏銀座ルート、表銀座ルート、そして大天井、常念岳、蝶が岳のルート、穂高連邦、笠が岳、八ヶ岳連邦、御嶽山、富士山、浅間山等もすべてはっきりと見え、これほどの展望はないだろうと思わせるすばらしいものでした。一生に一度みれるかどうかではないでしょうか。(たぶん我々が下山した2時間後には雲がでてしまったと思われます。)
  • 20分の頂上休憩が1時間近くもすごしてしまった理由は言うまでもありません。このあと、注意が必要と言われている、吊尾根と重太郎新道を通るルートで前穂高を見ながら下山開始。
  • この道はすごいの一言です。いきなり長い、長い鎖とはしごの連続でした。雨が降っていると素人では通行不可能だと思います。踏み外すとまず命はないと思いながら慎重に下山。途中、ジャンダルム、西穂高岳を見ながら岳沢を下に見て長い長いルートをひたすら下るとやっと紀美子平に到着。体力と時間を考えて前穂高にのぼることをあきらめて、そのまま下山するが、沢に下りるまで急な坂が続き、大腿筋が悲鳴をあげているのを気にしながらの2時間でした。
  • 当初予定の涸沢、横尾経由よりも3時間ぐらい早く下山できたと思います。また紅葉のハイカーで登山道は大渋滞となっていることを考えるとさらに時間がかかったかもしれません。
  • 今回の登山の特徴は、涸沢の鮮やかな紅葉と穂高岳の大パノラマ展望、そしてザイテングラード、穂高岳、吊尾根、重太郎新道の岩登り、岩下りの登山の醍醐味を味わったことです。
 【第26回 三頭(みとう)山】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2008年11月1日(土)  
  登山コース 都民の森駐車場→鞘口峠→三頭山頂上(1531m)→大沢山(1482m)→三頭大滝→都民の森駐車場
  体験談
  • 三連休なので道路混雑を心配していたが、全く混むことなく都民の森駐車場に8時に到着。駐車場に車はほとんどなく、がらがら状態。ここでバルさんの到着を待ち8時10分に登山開始
  • スタートした時点からいきなり急坂でしたが、車が通れる舗装道路なのでゆっくり歩けば問題なし。分かりにくい道しるべを頼りにあっという間に鞘口峠に到着し、ここから本格的な登山になってきました。
  • ここの紅葉は赤が少なく緑が主で感動するほどのものではありませんでした。まだ少し早いのかもしれません。
  • 途中に見晴らしがあり、奥多摩三山の一つがこの山で、他の大岳山(1267m)、御前山(1405m)もきれいに見えるところで休憩です。ここで休息しているとキャバリエ犬が登ってきて、この場所で伏せし、休んでいるかわいいところを見てほのぼのとした感じになりました。
  • 頂上の前には東峰があり10分程で中央峰(1531m)に到着し、富士山が大きく聳え立って見え、反対側は奥多摩湖があり1500mクラスの山のとしてはきれいな景色でした。
  • 20分程景色を堪能し下山開始。約40分で大滝に近づくと多数の人が見学したり写生をしてゆっくりしています。
  • そこから計画通りの13時に下山終了し、数馬の湯で温泉につかり疲れを癒して今回の登山の終了です。
  • 今回の登山は、車で標高1000mまで登れるので比較的楽でした。紅葉を期待し計画した山でしたが、今一。でも快晴の中で頂上から見た景色は十分に雄大なものです。
 【第27回 七峰縦走登山(大霧山→皇鈴山→登谷山)】
  登山日 2009年4月19日(土)  
  登山コース
  体験談
  • 記事なし
 【第28回 根子岳】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2009年6月6日(土)  
  登山コース 菅平牧場駐車場(登山口)8:35→8合目道標地点9:30→根子岳頂上(2207m)10:15/10:50→菅平牧場駐車場11:55
  体験談
  • 起床し外を見ると、しとしと降っていて、これはだめかなと思いつつ車で出発。途中、昨夜から現地に乗り込んでいるMさんからメールで「曇りでガスっているが、根子岳見えるよ」と報告があったので、多少の期待を持って関越道をひたすら北上します。しかし雨は止む気配がありません。
  • 最初の合流地点の横川SAで5人が集合し、雨の不安を全員が持ちながら菅平牧場に向け再スタート。
  • 菅平に近づくにつれ雨は全くなくなってきたが、ガスっていて周りの山々はあまり見えません。ほぼ予定時間に到着すると、カカシ帽子をかぶった変なおじさんが出迎えてくれました。(そのおじさんはMさんでした。)
  • 駐車場の周りの牧場は広大なもので遠くまで見えないが、それなりに山に来た感じを味わうことができます。
  • 登山口で記念撮影をし、出発。牧場にいる牛や一面の牧草を見ながら、のんびり歩きはじめますが、歩くと以外に蒸し暑く汗が出てきます。道幅は狭いが歩きにくいことはなく、またすいていたのでスムーズに登っていけます。気がつくとムラサキヤシオツジとイワカガミが咲いていましたが、ツツジはまだつぼみ状態で1、2週間程早いようです。花の百名山と言われていたので、期待していたが、頂上までに見れた花は、たぶんアズマキク、ショウジョウバカマぐらいでほとんど咲いていませんでした。7月、8月に咲く花が多いようです。
  • 途中に平らな休憩所があり、ここが8合目の道標地点と分かり休憩をとったが、ここでも遠くの景色は見れず。休憩後の登りで明るくなり始め、みんな思わず、「やった晴れるぞ」、という感じになり頂上の展望を期待したが、到着してみた展望は相変わらずのガスの中でした。晴れていれば北アルプスまで見えるとのことでしたが、残念でした。わずかな明るい晴れ間が四阿山ルートの斜面を見せてくれ、きれいな景色であったことから、もし全体が晴れていれば感動の眺望だろうな、と想像してしましました。
  • 頂上で30分ほど、休息のあと四阿山に縦走するかを決めるために、携帯で四阿山頂上の天候を見たところ、曇りのち雨であったことと、急にガスに覆われしまったことから、ここから4時間以上歩いても楽しくないだろうと思い、苦渋の下山となりました。
  • 下山は60分で降りられ、12時前に登山終了です。今回は期待していた多数の花を見れましたが、頂上からの展望は残念ながら次回に持ち越しになりました。まあ、それでも雨に全く降られずに、近くの牧場風景や白樺林の中をリフレッシュしながら登れたことは、よかったと思うことにします。またKさんの手作りの紅茶ハーブ入りケーキはとても美味しくいただけました。初参加のKさんには残念な登山となってしまいました。(誰も雨女とは思っていません。)
  • 帰宅途中に入った「真田温泉」は広くきれいで料金も安く、また気持ちのよい温泉で、疲れを癒すことができました。
 【第29回 尾瀬ハイキング】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2009年7月17日(金)~18(土)  
  登山コース 御池駐車場→沼山峠→大江湿原→尾瀬沼(ビジターセンター)→沼尻→三平下→三平峠→大清水峠
  体験談
  • 今回は新宿からバスツアーで行く尾瀬沼周辺散策ハイキングです。新宿に22時に集合し22:30出発。東北自動車道経由で4:30に御池駐車場に到着。ちょっと肌寒くウインドウブレイカーを羽織りハイキング開始です。
  • 歩き始めてまもなく雨が降り始めカッパを着ることになりました。尾瀬沼に到着する頃には止むだろうと願って再スタート。
  • すぐに白い花のカラマツソウとゴゼンタチバナが出迎えてくれました。沼山峠はわずかな登りになりますが、峠を越えるとまもなく大江湿原に到着し日光キツゲがちらほらと見え始め、期待を高めてくれます。湿原には、小さな赤い花のサワランやヒメオウギアヤメやカキツバタも咲いていました。さらに尾瀬沼に向けて進むと、キツゲの群生に会い、ちょうど見ごろを迎えていました。今回の目的の一つを達成でき、遠いところまで来た甲斐がありました。木道の周囲に多数の黄色の大きな花を咲かせハイカーを十分に楽しませてくれてます。これで周りの山がよく見え、上空が青空だったら最高でしたが、そこはあきらめ花に集中です。
  • 尾瀬沼には6:30に到着し、ここで朝食です。一昨年の尾瀬ヶ原と違い本当に少ない人です。やはり遠いルートだからでしょうか。その分、花の観賞も歩行もゆっくり可能です。
  • 朝食後に尾瀬沼一周を行い、期待に反し回りの山々の景色は、全く見えず、時々見える湖畔だけを楽しみにして、すべりそうな木道を黙々と歩くだけのハイキングです。
  • 沼尻峠休憩場所での発見として、ウオッシュレットがあったのには驚きです。紙の使用を少なくするためかな、と思います。この峠からぬかるんだ道を延々と歩き、大清水峠の分枝の三平下に到着したのが、まだ10時です。景色が見えなく、湖畔もモヤッとしているので、感動の薄いハイキングとなってしまったので、疲れもでて時間が経過したように感じたのだと思います。
  • 三平峠で小休止し、大清水峠までの下り坂をここも延々と歩き、13時に到着し、帰宅のバスが15時なので、2時間も早く着いてしまったことになります。
  • 今回の尾瀬沼ハイキングは日光きつげがちょうど満開で、またこの時期に咲く多数の花が見れました。しかし周りの山々は燧岳を含めて全く見ることができず、花以外の景色を堪能することはできませんでした。降り続いた雨とぬかるんだ泥道とすべる木道を注意して歩いたので、ハイキングの割には疲れたものになりました。
 【第30回 富士山】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2009年7月26日(土)~27(日)  
  登山コース 富士スバルライン五合目(21:20)→吉田口頂上(3:30/5:00)→富士スバルライン五合目(8:30)
  体験談
  • 20時30分に富士スバイルライン五合目に到着したときには、もう駐車場は満杯状態で、1kmも下に駐車しました。
  • 約1時間の休息後にスタート。と思ったら雨と風が吹き始め、仕方なくカッパをきてスタート。
  • 六合目までは順調でしたが、徐々に混み始め、七合目では大渋滞でした。あとから分かったのですが、横風と気温が低く冷たい雨が吹き荒れたために、山小屋の前で疲れを取る人が多いのと、七合目から急に疲れが出始めてくるために渋滞していたと思いました。八合目以降は混みませんでした
  • 七合目から八合目までがほとんど渋滞でこれまでかいた汗のため、寒くて耐えられない状態で本八合目でさらに着込み、これまでにない疲れを感じはじめてきました。体力がなくなってきたのか、寒さと強風による疲れのためか。
  • 山小屋の前で風をしのぎ少し休みながら登ったが、寒さに耐えられなく、歩きながらエネルギーを出したほうが暖かいだろうと考え、あまり休憩せず九合目に到着。八合目から急坂になるので、その疲れのせいもいあり、九合目から途中、2回ほど休んでやっと頂上に到着。これまでにない雨と強風と超寒さの辛い登山でした。
  • 日の出まで1時間以上もあり、寒さをしのぐために山小屋でラーメン(900円)とおしるこ(700円)を食べやっと体が温まりました。
  • 日の出10分前から外で待っているときも耐えられない寒さ(体感温度は氷点下だとお思います。)で、風をよけないと吹き飛ばされそうな勢いでした。東の空から太陽が出始め感動のシーンと思いきや1、2秒でガスってしまい、また1、2分後に見えては、1、2秒で消える繰り返しでしたが、上記の写真で見て分かるように、ちょっと幻想的な日の出でもありました。
  • 日の出はお宮様の前で見て、そこから火口を見に行こうとしたが、強風で進めないのであきらめ下山です。
  • 下山してまもなくあれほどガスっていた頂上がよく見えるほど青空になり、今も頂上にいれば快晴かな、と思うほどに(でもガスの中かも)。下山中は暑くなり青空で山中湖、河口湖、周りの山々がよく見えこんなに景色のよい下山もめったにありません。
  • 今回で富士山登山も七回目となり、かなりつらい登山でした。富士山はやさしい山で安全ですが、一番きつい山であると、改めて感じました。もう一つ感じたのが腹筋と背筋が弱ってくると、このような強風の登山ではよろけたときに怪我をするかもしれないことです。
 【第31回 大菩薩嶺 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2009年8月08日(土)  
  登山コース ロッジ長兵衛山荘(09:10)→雷岩(10:40/11:15)→大菩薩嶺頂上(11:35)→大菩薩峠(12:20/12:50)→ロッジ長兵衛山荘(14:00)
  体験談
  • 今回はウッチーのお友達のWさんが初参加でした。前日の天気予想では快晴でしたので、期待し到着した登山口である長兵衛山荘では曇り空で、晴れは望めそうもない感じ。雨が降らなければいいかなと、あきらめの登山開始
  • 登り始めてから30、40分過ぎから徐々に明るくなり晴れ間も見えはじめ(雲と同じ高さになったから?)、景色がいいかもしれないと思い、頂上手前の雷岩に到着したのが約1時間30分後でした。途中、このコースの中では一番きつい坂が続いていたので、半そでの登山でも目に汗が入るほどのでした。
  • 当初、まず頂上の大菩薩嶺に行くことを計画していましたが、休憩を兼ねてごつごつの雷岩を登ると、青々とした上日川ダムがきれいに見え、また雲も取れ始め、下界の町並み、雲の先の上には八ヶ岳連邦もわずかに見え、特に登山口付近から頂上までの高さはすべてきれいに見渡せたのは最高の景色でした。みんな感動のため腰を上げられず、見とれていました。ここが目的地点のような感じです。実際にはこの後にさらに登ったところが大菩薩嶺で、木々に囲まれ全く展望がきかず写真だけをとりすぐに降りてきてしまいました。
  • この雷岩で塩山町は塩が取れたわけでなく、塩山という山があることからそのような知名になったとのことでした。ここの山を境にして南北で塩の交流があったとか。
  • 雷岩から大菩薩峠までの道のりは、ゆるやかな稜線を下る非常に景色のよいハイキングです。Kさんが『アルプスのハイジ的な雰囲気』と言ってまして、まさに雄大な草原を散歩するという感じです。
  • 大菩薩峠から長兵衛山荘まではゆるやかな下りで非常に楽なものでした。今回のコースは初心者コースとなっていましたが、この下りを登りに使うとさらに楽だったかもしれません。途中、福ちゃん荘で話しずきのおじさんに岩魚を焼いてもらい、美味しかったです。ここの岩魚は湧き水で飼っていて、その冷たい水も水道とは違った味で飲ませてくれました。
  • 今回の登山は非常に楽な登山で、きついのは最初の登りの30分ぐらいなものです。心配していた雨にも降られず、頂上では期待していた通りの下界の景色と塩山町が夏の真っ白い雲と調和し、とてもきれいでした。富士山は見えませんでしたが、北側、西側の山々は雲海の合間に見えていました。大パノラマ展望ではなかったものの、まあまあの登山ではなかったかと思います。ちょっと問題が出たのがTさんがステッキを出発点のベンチに忘れ、途中気づき下山後に同じ場所に置いてあったこと。登山者は悪い人はいないのですね。Hさんは下山後の温泉センターまでの坂道をサイドブレーキを引いたまま、降りたためにタイヤから白煙がモクモクと上り心配したが、大事にいたらなったことでした。
 【第32回 仙丈ケ岳&甲斐駒ケ岳登山  】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2009年7月26日(土)~27(日)  
  登山コース 北沢峠(13:20)→馬の背ヒュッテ(宿泊)(16:10/06:30)→千丈小屋(7:25/7:35)→仙丈ケ岳(頂上)(08:00/08:35)→小仙丈ケ岳(頂上)(09:50/10:00)→大滝頭(10:45/11:00)→北沢峠(12:25/01:40)→仙水小屋(宿泊)(14:18/04:30)→仙水峠(05:10/05:30)→駒津峠(06:50/07:00)→甲斐駒ケ岳(頂上)(08:36/09:15)→駒津峠(10:25/10:35)→双児山(頂上)(11:10/11:23)→北沢峠(12:45)
  体験談
  • シルバーウィークのため混んだ特急あずさに乗り甲府駅に集合しました。甲府駅からバスで広河原峠まで。途中の車窓から聳え立つ北岳、間の岳等がよく見え登山気分が盛り上がてくれます。
  • 北沢峠から13時過ぎに本日の宿泊地である仙丈ケ岳手前の馬の背ヒュッテに向け出発。まだ晴れで景色を期待
  • 藪沢林道の樹林帯の坂を登るが、意外と急で暑い。1時間半程で沢沿いの道になり、振り返ると甲斐駒ケ岳と麻利支天がそびえたち、明日の登頂を待っているからと言われているようでした。このあたりから、雲、ガスが出始め、駒ケ岳を隠し、また見えた時に再び感動しながらの登りです。
  • 16時頃に宿に着いた時には、かなりのガスが周りを多い、明日の仙丈ケ岳の展望を心配しました。しかし夜は満点の星空で流れ星もちらほら。ここの宿の夕食はいつもカツカレーだそうです。オーナーが山の紹介をしてくれたのは、とても参考になります。(でもすぐに忘れ!!)布団もきれいでみんなも熟睡したとのこと。
  • 翌日はゆっくりと出発したのが、少し失敗したようで頂上に行くほどガスってしまい登頂したときには、ほとんど視界なし。でも頂上までの稜線上では紅葉し始めた斜面や藪沢カールの雄大な景色に感動し、初参加のOさんと3回目のKさんも感激、感激でした。ここの稜線は多数の花が咲くところですが、この時期はほとんどないが、後ろに甲斐駒ケ岳、右後ろに鋸山、正面に仙丈ケ岳、。左側には小仙丈ケ岳、左下にはカールが見え、とても景色がよいところです。このようなすばらしい眺望は頂上から小仙丈ケ岳を過ぎるまでず~と続きます。頂上ではガスっていましたが、それ以外は、満足できる展望でした。
  • 頂上ではキッシーがコーヒーを沸かし飲ましてくれ、展望の利かなくても至福の時を味合わせてくれました。
  • 下山ルートの小仙丈ケ岳では、右側はガスってましたが、上述のように十分に景色を見ながらの下山ができ飽きません。
  • 12時頃に北沢峠に到着し、これで帰宅するOさんと涙のお別れをし、次の宿泊地の仙水小屋に向け出発。もう登りはほとんどないと思いきや、ちょっとした登りで、まだまだ登るの?と言っていたところで宿に到着。この宿は定員以上入れてもらえなく、非常にゆったりとした分、寒くて震えていてもストーブをすぐにつけてくれず、宿の親父に言わせると、まだ温かいうち(外は9度)だとのこと。夕食は昨日と違い、箱に入った洋食弁当的な感じで、山小屋としては美味しいと感動!!
  • 翌日は暗い4時30分に出発し日の出鑑賞を期待。沢沿いの大きな岩がごろごろした道でない道を登るが、暗闇のため、途中道が分からなく先頭のキッシーが迷っていると、コースアウトしていることに気づき危うく遭難するところでした。。。。???
  • 仙水峠では期待に反して日の出は拝めず、諦めて駒津峠にむけ急登です。ここは心臓が漠々するくらいの坂で一気に高度を稼ぎます。岩をつかみ足を1mぐらい持ち上げる時には、足のながいキッシーをうらやましく思ったものでした。急登できつくとも周りの景色が見え始めると、疲れを吹き飛ばしてくれます。後ろに鳳凰三山(オベリスクのトンガリはいいな~)、北岳、富士山、左後ろには仙丈ケ岳、正面には駒ケ岳が見えました。やっぱり富士山は大きいな~と、みんなが思ったことでしょう。
  • 休憩場所の駒津峠では目の前にど~んと甲斐駒ケ岳がそびえてたっています。この山は花崗岩のきれいな山肌で、また緑のハイ松とのコントラストががとてもきれいです。
  • 頂上にさらに歩を進めると、さらにきれいな岩肌や白い砂や甲斐駒ケ岳にボールをぶつけるために横に立てたような麻利支天の丸い頂上が迫ってきます。ここからがきつく、もう一息の頂上が標高も高いこともあり辛いところでした。
  • 頂上に8時30分頃に到着したが、残念ながらガスって全く見えず。それでも頂上を制覇したことの喜びと感動を味わいながら休憩。このように険しい山を登頂できたKさんは、涙の大感動ものでした。(3回目の登山で仙丈ケ岳と甲斐駒ケ岳を登頂した健脚は只者ではなく、やはり女スーパーアスリートでした。)
  • 比較的暖かなためガスっても頂上でゆっくりしすぎたため、帰りのバス時間を心配しながらの下山になってしまいました。途中の双児山までは紅葉や山々を展望しながら楽しめる登山でしたが、樹林帯に入ると疲れた足を滑らさないように気をつけながら、また時間を気にしながら、どうにかバスの出発時間10分前に北沢峠に到着。
  • 下山後の写真だけをとり、あわててバスに乗り、これで登山終了となりました。
  • 今回の登山では、仙丈ケ岳も甲斐駒ケ岳もガスっていて眺望はなかったが、頂上に行くまでに、周りの山々の展望は十分に見ごたえがあったと思います。初日だけの参加で、初参加のOさんも十分に楽しめたと思います。また今回で3回目の登山で3000m級の山を二つも制覇したKさんは忘れられない山行になったと思います。それにしてもすばらしい健脚の持ち主です。さすが、あらゆるスポーツを趣味にしているスーパーアスリートだけあります。しかし油断したのか、駒津峠に向かう急坂で滑落しかけたのは、ちょっとびっくり!!あれが岩や崖ならば天国に行ってしまったかもしれません。やはり山は油断禁物ですね。この滑落による落石による岩が下に落ちたときに、下の登頂者に注意する言葉は『ラク』と声をかけます。覚えておきましょう!!下を歩いていた女性が叫んでました。縦走コースと違い山を二つ登るコース設定(別名:8の字コース)は、結構きついものでした。雨に全く降られず、風もなく暖かい山行でしたので、それなりに楽しいものでした。
 【第33回 浅間隠山登山】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2009年11月01日(日)  
  登山コース 二度上峠登山口(8:40)→第三地点(9:00)→休憩(9:35/9:45)→浅間隠山(頂上)(9:55/10:40)→二度上峠登山口(11:50)
  体験談
  • 前日まで浅間隠山ではなく、湯の丸山に登山予定でしたが、この秋一番の寒気がやってくるとの予想でしたので、急遽東よりの低いこの山に変更しました。頂上に登った結果では、変更したことが大正解でした。というのは浅間隠山は遠方はガスってはいたものの、360度パノラマ展望を見れました。しかし、湯の丸山方面はどんよりとした雲の覆われているような感じでした。
  • 駐車場に7:50に到着した時点で、天気予報に反して曇りどころか真っ青な空で早く頂上に行きたい気分でした。早くウッチーが来ないかと待ち焦がれていたくらいです。この山は浅間山を東側から見えないように隠してしまうために、こんな山名がつけられています。
  • 登山口からあまり急な坂はないが、確実に400mの高度を上げていくと目の前に三角形の山がそびえて見え始め、あそこに頂上があるのが分かってくると、徐々に周りの景色も開け左右の紅葉した山々がよく見えてきます。登山道はすでに紅葉は終わっていましたが、周りの低い山々は紅葉の終盤です。
  • 約1時間15分で頂上に到着。頂上に7、8人の先客がいまして、あれが浅間山、こちらが榛名山、赤城山と言うのが聞こえ、それらが分かるくらい本当にすばらしい展望でした。30~50km先の四方の山々が見え、しばらく見とれていたくらいです。今年の山行計画は天候に恵まれませんでしたので、やっと大展望に感動し、頂上から去りがたく、また暖かかったので、1時間近くも楽しんでしまいました。
  • 下りは登ってくる24人のおばさん団体客に会いハアハアといいながら元気に登っていましたが、我々が堪能した眺望が見れるか、まだ間に合うかちょっと心配しました。
  • 下山後、途中に美人の湯と言われている『亀の湯温泉』につかり、疲れを癒し、美男子になって帰宅しました。
  • これで今年の山の会の登山計画は無事終了しました。敢えて自分にお疲れ様でした。
 【第34回 十二ケ岳】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2010年05月29日(土)  
  登山コース 十二ケ岳登山口(8:45)→毛無山頂上(10:08/10:25)→十二ケ岳頂上(12:00/12:35)→十二ケ岳登山口(14:25)</li>
  体験談
  • 家の玄関を出ると小雨がぱらぱらと降っていてがっかり!前夜の天気予報に反し雨が降るのが早すぎだよと思いつつ出発。途中、かなり降っているところもあり中止は止むなしと考えながら集合場所に到着しました。そこでは全く降っていなく、どうにか大丈夫そうな感じです。 予定より15分遅れで登山開始です。
  • 高度差700mを約2時間30分で登るので急登がかなりあります。毛無山頂上までは一般的な登山道でした。毛無山頂上における展望は全くなし。しかし、ここからは非常に変化のある楽しめる縦走コースで、一ケ岳から順に十二ケ岳までの峰をアップダウンを繰り返し、鎖とロープを使って登るところがあり、ちょっと怖い吊り橋もあり、また垂直な岩場ありの変化を楽しめるところでした。
  • 最後の長い鎖場を登りきると待望の十二ケ岳頂上に到着。ちょうど12時。期待した目の前に迫る富士山を眺めることも周りの山々も全く見えず、少々がっかりでした。 ここから約2時間で下山となり、ほぼ予定どおりの山行でした。
  • 今回は新緑と変化の多い登りで、登山としての楽しみはあったのではないかと思います。頂上手前で西湖が見え数少ない感動を味わうことができました。