湯の丸山 北横岳 富士山(富士宮口) 北岳・間ノ岳 茅ケ岳 日の出山
棒の折山 高川山 金時山 掃部ケ岳 富士山 木曾駒ケ岳

【 登山体験記 Ⅲ 】

【第35回 湯の丸山 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2010年07月03日(土)  
  登山コース 地蔵ケ岳駐車場(9:00)→湯の丸山頂上(10:25/10:55)→湯の丸山北峰(10:50/10:55)→烏帽子のコル(11:40/12:10)→白窪湿原(13:00/13:20)→駐車場(13:30)
  体験談
  • 雨を心配しながらの現地集合となってしまい、集合場所に着いた時点では小雨がぱらぱらでした。この駐車場には多数のハイカーや登山者が集まっていて色とりどりのカッパを着て出発しているところでした。
  • 到着後、約30分が経過すると晴れ間も見えたので登山を開始し、リフト横の急坂を登りはじめます。ここの斜面が今回の登山の一番急な坂だったかもしれません。リフトの終点を過ぎると平坦になり、その横がつつじ平でハイカーはここのつつじを観光して帰ります。多数のつつじが斜面一面に咲いている感じでしたが、もうピークを過ぎてまして、多少萎れががっていました。ここを過ぎると、登山道らしい道になりゆっくり高度を上げながら周りの山々にも咲いているつつじを見ることができます。途中、可憐なイワカガミも咲いていました。
  • 約1時間で今回の目的である湯の丸山頂上に達し、広い岩場が現れちょっと頂上らしくないところです。その先に北峰が見え、そちらのほうが頂上らしいところです。ここは強風で非常に寒くみんなウインドブレーカを羽織い、小休止しています。近くの山々は見えてはいるので、もしこれが青空で空気が清んでいれば大展望であるだろうと想像できます。そこから北峰まで10分程で到着し寒さをしのぎながら、ちょっとした感動を味わい下山です。
  • 頂上から烏帽子のコルまでは、45分程でつきます。コルは烏帽子岳ルートの分枝となっていて、ちょっとした広場となっているのでここで昼食。昼食をしながら今後の雨の状況を検討し、徐々に悪化し登っても頂上の景色は全くだめだろうと考え、烏帽子岳経由を断念し、下山を決意。
  • その後、下山途中にあった白窪湿原に立ち寄り、アヤメ(かな?)等の湿原植物を見学し、駐車場まで戻り登山終了。今回の登山は展望が非常によいと期待していたところでしたが、残念なことに湯の丸山を囲んでいる近辺の山しか見えずでした。でも雨に降られることなく、赤いきれいなつつじの花や近くの雄大な風景を堪能できたと思います。
【第36回 北横岳 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2010年07月24日(土)  
  登山コース 麦草峠駐車場(7:05)→五辻(8:00/8:10)→ピラタスロープウェイ頂上駅(8:45)→北横岳ヒュッテ(9:25/9:40)→北横岳・南峰(9:50/10:00)→北横岳・北峰(10:07/10:35)→雨池分枝(11:15)→雨池峠(11:30/11:46)→縞枯山展望台(12:25/12:50)→茶臼山展望台(13:20/13:20)→麦草峠駐車場(14:30)
  体験談
  • 今回は久々の大展望を堪能でき、参加者は感激してくれました。集合場所の麦草峠駐車場に着いた時から上空は雲一つない青空です。このまま下山まで安定した天候を期待してスタート。苔むす原生林を歩きながらロープウェイ頂上駅までゆるやかな坂を登っていきますと、ところどころで白樺湖・霧が峰付近の景色や八ヶ岳が見え眺望がよく感激です。約2時間でロープウエィ頂上駅に到着すると一気に観光地化した整備された場所になります。
  • ここは、すぐに過ぎ去り頂上に向けて歩くと登山道らしき急登になるが、それほどきついものではありません。途中、イワカガミが顔を見せてくれます。途中の北横岳ヒュッテで小休止をとり、最後の急坂を登ると待望の頂上に到着。ここでは南峰も北峰もどちらも360度の大パノラマを堪能できました。北側に北アルプス、北西側に南アルプス、南側に一際高くそびえる八ヶ岳連邦がみえています。そして目の前には以前に登った三角錐形の蓼科山が綺麗にそびえています。これ程、雲がなくよく見えたのは久しぶりで、この場を去りたくないほどでした。
  • ここでゆっくり景色を堪能したのち下山しましたが、ここでトラブル発生。あまりにも調子よく降りてしまったために七池を見学する道を見過ごしてしまい雨池峠で気づいたが、時すでに遅し。仕方なく途中なだらかな木道により整備された湿地帯をのどかに歩きながら、次の展望が可能な縞枯展望台に向かうことにしました。今回の登山で一番きつかったのは、ここの縞枯山と次の茶臼山の登りだったと思います。でも距離が短いのでたいしたことはありません。
  • 縞枯山展望台と茶臼山展望台はどちらも、横岳頂上とは違うすばらしい景色を提供してくれました。ここからは北アルプス方面は見えませんが、ぐっと迫った八ヶ岳連邦と下方には白樺・霧が峰が全貌できます。北岳も一際大きく見えています。
  • このように横岳頂上、下山途中の2つの展望台にて、また途中でも非常に巣晴らし景色を見れ最高の登山となることができました。下山後にはかなり雲が迫ってきていましたが、最後まで周りの山々を隠すことなく、また山の中は涼しく気持ちのよいもので森林浴となりました。登山の強度は、歩行時間は長いもののそれほどきつい登山ではなく、比較的楽なものでした。最後におまけとしてシラビソの木に囲まれたひっそりとした白駒池を見て帰宅しました。
【第37回 富士山(富士宮口) 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2010年08月13日(金)~14(土)  
  登山コース 水ケ窪駐車場(21:05/21:30)→富士宮登山口(22:00/22:30)→新七合目(23:53/00:05)→八合目(01:35/01:45)→九合目(02:25/02:35)→頂上(03:50/06:00)→五合目登山口(09:35)
  体験談
  • 水ケ窪駐車場に行く途中から土砂降りになったり、1、2mの視界しかない濃霧に会い今回の登山の大変さを予感しました。結果はそのおり、非常に最悪な登山になり、ただただ疲労しながら頂上まで登っただけとなってしましました。
  • スターと時点は曇りでそれほど寒くはなく、雲の上まで上れば満点の星が見えることを期待し登山開始。6合目を過ぎたころからガスってしまい、徐々に視界もなくなり、7合目付近では1、2mまでの視界に低下。そのために、メガネが曇りさらに見えにくくし、コースと足場を探すのが大変な状態で、ロープを頼りに登ったほどの目くら登山でした。途中、ロープがなくなると、もうお手上げ状態で、目のよい若者の後を追いながら登ったくらいで、また足場が見えない分、恐怖感がでてきてしまい、8合目では登山を中止しようと思ったくらいでした。
  • 7合目を過ぎると突然雨が降り始めカッパを着ていても、休むと寒さに悩まされました。雨は9合目ぐらいで止んでくれましたが、途中休むと寒さと風に耐えられないので、水分補給ぐらいの10分間程の休憩で頂上まで登ってしましまいた。このシーズンは非常に登山者が多く特に外人(中国、韓国が多い)が70%程で、その人たちはスニーカで登っているため、また日本人の団体客も同様な感じで登り方を知らないために、頂上に近づくにしたがい、スピードが落ち始め、疲れによりコースに座り込む人が増え始め、渋滞を引きおこしていました。それでも脇をすり抜けながら、自分の歩行ペースを保ち、3時50分に頂上に到着しました。この悪天候の中で5時間30分の歩行時間だったので意外と早く登ることができました。
  • ご来光まで30分以上あり富士宮神社付近の休憩場所を探すと、もう多数の人があふれて、風除けができるところはどこもなく、仕方なく少しでも風除けが可能なところで休憩。しかし氷点下以下と思われる体感温度により、我慢ができない程寒く耐えられません 。そのうち震えもおきはじめ、指の感覚もなくなってきました。(これがよく言う低体温症の始まりかもしれません)ご来光の時間が近づいてもガスはまったく消えることはなく、視界は4、5mといった感じです。ご来光はあきらめて体を温めるために800円もしたカップラーメンを食べ、下山しました。下山初めはガスのため足元が見えなく、登りと同じようにガスがなくなるまでは苦労しました。登りと同様に登山を知らない外人と若者が疲れのためすぐに立ち止まったり、また登りの人への譲り合いのため、渋滞を起こしスムースに歩けない状態です。8合目ぐらいからガスも取れ、やっと下界が見え始めましたが、山の上のほうは相変わらず曇っていましたので、これから登る多数の人も何も見えないよ、と言ってやりたいくらいでした。
  • もう早く降りてゆっくりしたいと言う気持ちで、途中、1回だけの休憩で下山してしまい下山歩行時間は3時間30分でした。もうめちゃ混んだこの時機に、また何も見えない最悪の展望と寒さ、足元も見えないガス、さらに雨の歩行の辛さだけが残ったご来光登山は、もうこりごりと思うとともに、また来年の富士山登山は昼間登山にしようかと考えている懲りない自分がいました。
【第38回 北岳・間ノ岳 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2010年09月18日(土)~20(日)  
  登山コース <1日目>広河原登山口(9/18 11:30)→白根御池小屋(13:50) 
<2日目>白根御池小屋(5:45)→二俣(6:25)→八本歯のコル→北岳山荘(9:43/10:15)→中白根頂上(10:15/10:25)→間ノ岳頂上(11:20/12:45)→北岳山荘(14:00) 
<3日目>北岳山荘(5:30)→北岳頂上(6:40/7:35)→肩の小屋(8:00/8:10)→二俣(9:50/1-:05)→広河原登山口(11:45)
  体験談
  • 昨年来の懐かしい広河原駐車場に着くと、観光案内所が建ってました。ここから野呂川を渡ると登山開始です。初日は白根御池小屋までの短い距離でしたが、いきなり急登となりきついスタートです。このコースは樹林帯の中を進むので展望はよくありません。坂が楽になってきたな、と思っていたら終点の小屋に到着です。小屋にはすでにたくさんの人がいまして、この日は最高の人手で布団一つに二人の状態でした。
  • 2日目は小屋に相談し、計画コースが少し厳しいことが分かり、草すべりコースから二俣経由の左俣コースに変更しました。朝6時前に出発し二俣までくると北岳が聳えているのが見え、また日本一大きいと言われているバットレス(岩壁)で岩登りをやっている様子も見ることができました。また大樺沢には分厚い万年雪がありましたが、今年は少ないとのことです。ここのコースはたくさんの花も我々を迎えてくれました。
  • 左俣コースをほぼ登りきると、最後の八本歯のコルに向けた梯子登りが待っていました。繰り返し登る梯子には非常に疲れます。ここを登りきると、北岳、間ノ岳がぐっと迫って見えます。
  • 岩場を歩きながら、間ノ岳に向けた尾根を北岳山荘まで歩きます。左手に裾野が大きく開け雄大な風景となり、目の前に聳え立つ間ノ岳も迎えてくれ最高の展望です。北岳には予定より早く到着し、荷物を預けて間ノ岳にピストンにしました。
  • ここから間ノ岳までは3000mを超えた尾根歩きなので、心臓がバクバクの苦しい歩きでした。何度も偽間ノ岳(間違わないような目印)があり、1時間30分で本当の頂上に到着です。この頂上は非常に広くとても気持ちのよいところです。展望は富士山がうっすらと見え、南に農鳥岳、塩見岳、西に中央アルプス(木曾駒ケ岳、空木岳等)、北に八ヶ岳がよく見え、すぐ近くの仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳、鳳凰三山は見事な山容でした。このすばらしい展望にいつまでも見とれていたく90分もいました。
  • その日の宿泊地の北岳山荘では、布団に3人規模の状態でしたが、運良く屋根裏部屋の狭い空間がとれ、2つの布団に3人となり多少寝やすいものでした。
  • 3日目は朝5時30分に出発すると、南東の雲海の上に一際大きな真っ黒な富士山が聳えて見えました。目の前の3000m急の北岳をも圧倒するものです。その東側に真っ赤な太陽があがり、きれいなご来光を拝むことができました。
  • 小屋を出て1時間で北岳頂上に立つことができ、360度の大展望となっていました。ここは前日の間ノ岳の展望よりも、富士山が見えた分だけでなく、鳳凰三山が目の前に迫り、仙丈ケ岳には手が届くような近さになっていたので、さらに迫力のある眺望となっています。メンバーは感動を1時間も味わい続けました。遠くに穂高連邦、さらに北アルプスも見えんばかりの眺望です。
  • もっと長くいたかった頂上から離れ、右俣コースで二俣まで下山しました。ここは花の宝庫で歩く度にたくさんの花に出会い、膝の痛いきつい下山を忘れさせるほど楽しいものでした。このHPで花のHPを作れるくらい我を忘れて写真を撮り続けました。
  • 二俣から大樺沢沿いに下山しますが、ゆるい下りでしたが、距離が長いので疲れが蓄積するような感じでした。ここも花、岩、水、木々、山肌と飽きさせないルートです。広河原登山口のベンチで昼食をとり登山終了となりました。
  • 今回の登山は小屋の人のアドバイスで計画を変更したことが幸いし、二つの山とも最高の展望に恵まれ、歩行もそれ程きついコースにはなりませんでした。小屋は2つとも今年最高の混雑で、これには閉口しましたが仕方のないことです。この混雑にはCWXタイツに半ズボン姿の山ガールがとても多いことの影響もあったのかな、と思いました。雨(実際にはほんの少しの雨あり)に降られることなく、危ないこともなく最高の山行となりました。
【第39回 茅ケ岳 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2010年10月16日(土)  
  登山コース 深田公園駐車場(8:30)→女岩(9:25/9:40)→茅ケ岳(10:25/10:45)→金ケ岳(昼食11:20/11:45)→茅ケ岳(12:15)→深田公園駐車場(13:40)
  体験談
  • 紅葉を目的とした登山場所に、山梨県の茅ケ岳を選択しました。結果は一面に紅葉したところはなく、ほんのわずかに見えた部分的なl紅葉を楽しんだぐらいでした。でも頂上は天候もよかったので360度の大パノラマ展望でした。やはり頂上はこのように見えないと来た甲斐がなくなります。
  • 登山口の駐車場をスタートしてから頂上近くまで樹林帯を登っていくので、ほとんど展望がよくないところでした。途中、女岩に水場があり休憩場所となっていました。男岩は見あたりませんでした。
  • 頂上まで100分程で着いてしまい、多少急な登りもあったが、比較的楽な登山でした。頂上では、数人の登山者が展望を見とれていました。北側に八ヶ岳、西側に甲斐駒ケ岳、鳳凰三山が、そして南側には一際大きな富士山が雲の上に顔を出していました。展望を20分程、堪能し、この先に聳えている金ケ岳に計画通り登ったが、ここは頂上の位置もよくわからず、展望も西側と南側が見えるだけでちょっとがっかりでした。
  • ここから茅ケ岳に戻り、別なルートとして尾根道を登山口まで約2時間で一気に降りてしまったので、計画時間より3時間も早く終了となっています。こんなに早く下山したのは、とても元気で調子がよかったAさんのスピードにつられたものでした。
【第40回 日の出山 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2010年11月19日(土)  
  登山コース つるつる温泉(9:45)→あごかけ岩(10:40/10:50)→クロモ岩(11:10)→日の出山頂上(昼食11:30/12:10)→クリタ麻生平(13:15/13:25)→白岩の滝駐車場→つるつる温泉(14:00)
  体験談
  • 今年最後の登山として低山で景色がよく紅葉も楽しめる日の出山に登りました。週初めは雨予想でしたが、願いが叶って晴れてくれたおかげで楽しい登山ができました。
  • 武蔵五日市駅に集合した青春真っ盛りな7人の参加者(?)は、青春号というバスに乗り、つるつる温泉に向かいました。この温泉からハイキングのスタートです。緩やかな坂をのぼり高度を上げていくと、時々出会う見晴らしのよい場所で周りの山々が赤色、黄色に染まった斜面を見て、ひとまず感激!
  • 約1時間30分でクロモ岩に着き、そこでは唯一のプチ岩登り(?)を味わい、目の前の紅葉と眺望にまた感激!そこから最初で最後の急登を10数分で登りきると広い景色のよい頂上と多数のハイカーが待っていました。南側に東京の町並みが見え、そこからぐるりと山々の大展望が見えました。ちょっとかすんではいるものの、南側と西側の紅葉は一面に多数の絵の具を落としたような景色でした。ここは低い山なので、トライアスラー、マンテンバイカーもきていてちょっとびっくり!
  • 今回、初めて登山を経験したMさん、Hさんも来た甲斐があったようでした。登山靴を新調したSさんも楽しめたのではないかと思います。頂上から下山までは、あまり見るところが少なく、唯一あった白岩の滝でマイナスイオンをたっぷりと浴び、登山終了となりました。
  • 最後に登山の疲れを癒すために、つるつる温泉につかり、すべすべ肌になり帰宅。
【第41回 棒の折り山 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2011年04月24日(日)  
  登山コース さわらびの湯駐車場(8:40)→白谷沢登山口(9:00)→岩茸石→ゴンジリ峠→棒の折山頂上(11:00/11:45)→岩茸石(12:10)→さわらびの湯駐車場(13:20)
  体験談
  • 今年、最初の登山は、都心から近く人気の高い棒の折り山です。当初の予定は昨日でしたが、雨予想のため今日に変更した結果、頂上到着時点では曇っていたものの、恵まれた天候でした。
  • 名栗湖畔から登山口が始まり、そこから少し行くと沢沿いの道に入り、すべらないよう登っていくと変化に富んだ景色が眼に入ってきます。きれいな水を流している滝、沢の両側を囲んだ大きな石壁、緑色の苔が一面にはえた岩、急な沢登りなどなど。
  • 約1時間で岩茸石に到着し、ここから少し登ると眼下に名栗湖が見えます。ここで一休止し、この先が階段状の急登になり一番きついところでした。一気に300mぐらい高度をあげると広々とした頂上です。
  • 頂上は東から北西にかけて展望がよいところで、所沢市内から秩父連邦まで見えます。空が黒い雲に覆われていたが、その雲は周りの山にはかかってはいなかったので、昼食をとりながら眺望を楽しむことができました。眺望に見とれていたところ、頂上はあっというまに50人ほどの登山者が集まり、この山は人気が高いことが伺えました。
  • 下山コースは沢コースの右側の尾根コースを選択して、滑らないよう気をつけながら約1時間30分で駐車場まで降りることができました。
  • 今回の登山は、低山の割には高度差(約700m)があるので、筋力を使いました。コースは沢沿いで変化があったので、山桜、山ツツジ等の花も楽しめ、広い頂上では周りの山々を眺望でき、楽しめた登山でした。
【第42回 高川山 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2011年05月06日(金)  
  登山コース 初狩駅(9:00)→男坂→高川山頂上(10:15/11:00)→天神峠→おむすび山(13:35/13:45)→大月駅(14:10)
  体験談
  • 富士山がよく見える低山であるが、頂上ではパノララマ展望と言われている高川山に登りました。大月駅の次の駅がスタート地点です。10分も歩くと登山口がありゆるやかな登りが始まります。
  • 新緑と山つつじを見ながら高度を上げていくと、男坂と女坂の分枝に到着します。男坂を選択し、ちょっときつい坂の上には、展望豊かな頂上景色が待っていました。1000mにも満たない低山ですが、ほぼ360度の展望が可能でした。一番期待していた富士山は一時だけ白い富士が見えましたが、すぐにガスに包まれ、再度見えることを願いしばらく休息しました。しかしそれ以降は姿を見せることなく次回のお土産になってしまいました。でも周りの山々と町並みはよく見え、それだけでもここに来た甲斐が十分にありました。これで富士が見えたら感動するだろうと思います。
  • 頂上で40分ぐらい景色を堪能し、大月駅までの尾根歩きとなります。通常下山ルートはもくもくと歩くだけですが、ここは右側の展望が開け山並みと町並みを見下ろすことができ、飽きることがありません。約3時間の尾根歩きも新緑と景色を十分に楽しむことができました。
  • GWの合間の平日でしたので、他の登山客は頂上で一人にあっただけの静かな登山でした。
  • この山は大月市が選定した富士山が綺麗に望める12景の一つであることを知りました。
【第43回 金時山 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2011年05月21日(土)  
  登山コース 金時神社駐車場(9:20)→金時宿り石→金時山頂上(10:45/11:20)→長尾山頂上(12:05)→乙女峠(12:20/12:40)→金時神社駐車場(13:30)
  体験談
  • 途中の河口湖付近の車中から雪化粧をした富士山が綺麗に見えたので、今日の金時山頂上からの景色は期待できるぞ、と思いながら集合場所に到着。まだ8時でしたが、続々登山客が集まってきます。非常に人気のある山であると思いました。これでは頂上の登山者はあふれているだろうと想像していましたら、やはりそうでした。
  • 登山者が多いだけあって、登山道はよく整備され、危険なところはほとんどなく約80分の上りも比較的、楽に登頂できました。上りは、ところどころで周りの景色が見えるだけで、頂上まで展望がそれほど望めませんでした。それでも芦ノ湖、箱根山が近くに見え楽しませてくれます。
  • 頂上間際の急な坂を上りきると、登山者のご褒美の大絶景が待っていました。一際大きな富士山が綺麗に雲の上に顔を出し、登りの疲れを十分に癒してくれます。しばらく見とれてしまうほどの美しさを味わうことができました。この頂上には茶店があり、その店の天井には歴代の登山回数の多い人の名前がづらりと書き並べてありまして、最高はなんと4100回でした。これだけの回数をどのように登ったのか、不思議ですね。
  • 頂上では前述したとおり、非常にたくさんの人が景色をみながら休憩していました。これまでの登山の中で富士山を除いて最高人数かもしれません。
  • 名残惜しい景色を後にして、下山すると途中に中高年の登山を楽しむ教室のメンバー(40人)とすれ違い、そこにいた最高齢の人は85歳とか?歩行はゆっくりですが、元気そうです。下山ルートでは富士山が見えたり、芦ノ湖、箱根山が見え、また多数の花も楽しませてくれました。
  • この山は、箱根に来たついでにスニカーとジーパンで登る感じの人、登山が好きそうなカップル、熟年夫婦、家族連れ、トレイルランナー、団体さん、我々のような登山クラブ等、いろんな人が気軽に登っているところでした。それだけ登った価値がある山なのかと思いました。
【第44回 掃部ケ岳 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2011年06月19日(日)  
  登山コース 登山口(7:05)→硯岩→掃部ケ岳頂上(8:10/8:30)→枝の神の頭(9:15)→枝の神峠(9:30)→駐車場(10:20)
  体験談
  • 当初の予定では白毛門でしたが、天候が安定していないので、急遽、低山で頂上での景色がよい榛名山の外輪山である『掃部ケ岳(かもんだけ)』に変更しました。前々日までは曇りのち晴れでしたが、前日に曇りに変わり、ちょっと眺望に期待薄となりました。自宅を5時に出発し、高速道路を走っている最中に雨がぱらつき今日の期待が益々怪しくなってきたと思いながら、集合場所の湖畔の宿記念公園駐車場に到着しました。
  • 榛名湖には釣り人は多数いましたが、登山客はいないようです。近くの登山口から登り始めると、すぐに急登になり、最初の展望場所の硯岩にまもなく到着したが、ガスで全くの展望なし。しかたなく頂上に向かうが、ガスは取れそうにもありません。丸太で作られた長い階段に四苦八苦しながら今回、一番の急な坂を登りきると頂上でした。ここまで1時間足らずなので物足りない感じです。さて、期待の眺望は、当然全くなし。頂上で綺麗に咲いているヤマツツジに癒されただけでした。
  • ここから1周回るコースで下山となります。急な坂道を滑らないよう降りていくが、露に濡れた笹の葉が茂っているため、すぐにズボンがびしゃびしゃとなり、とても不快な感じになってきました。こういうときはロングスパッツが必要でした。下山中の景色も見れないまま、駐車場付近になってやっと湖畔と榛名富士が見え、これだけ、という感じです。
  • 今回の登山は、まだ新緑の残る木々とヤマツツジが多数咲き、単に頂上に登った達成感を味わうだけでした。
【第45回 富士山(河口湖口) 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2011年07月16日(土)  
  登山コース 駐車場(5:30)→5合目登山口(6:30/6:55)→6合目(7:25)→7合目(花小屋)(8:10/8:20)→本8合目(8:50)→8号目(太子舘)(9:15/9:25)→本8合目(10:15/10:25)→9号目(11:05/11:15)→吉田口頂上(11:40/12:20)→剣が峰3776m頂上(12:55/13:05)→吉田口頂上(13:30/13:4)→休憩(14:15/14:25)→休憩(14:55/15:95)→5号目登山口(16:20)→駐車場
  体験談
  • 急遽、前々日に富士山に登ることに決めました。今回は昨年の悪天候を嫌って初の昼間登山としました。まず河口湖登山口に行くためにかなり手前の駐車場に止めさせられ、そこからシャトルバスにのり5合目駐車場に到着したのが6時30分。天気は青空で頂上も綺麗に見えています。
  • 5合目から6合目まではゆるやかな坂をUP/DOWUNしながら、山中湖、河口湖を眼下に、広大な樹林帯も見えています。7合目から8合目にかけて本格的な登山らしくなり、岩、石の連続の登りになります。そして暑さも重なって体力を消耗した感じです。途中風を感じて気持いよい時もありました。
  • 8合目付近から急にガスと雲がひろがり眺望を悪くしてきました。このあとは動きの早い雲とガスに囲まれた合間の青空だけを楽しむような感じです。最後の9合目から頂上までが辛い登りでした。
  • 頂上に到着し、いつものやったという感動を味わいました。頂上は例年より非常に少なく楽に歩けます。ここで甘いおしるこ(600円)を食べて元気を付け、トイレ(300円)に入り体を軽くし、最高峰の剣が峰(3776m)に向かいました。剣が峰の直前の急坂はとてもきつく手すりを頼りにやっと登り登頂となりました。
  • 頂上でも10数人しかいなく3776mの頂上塔における写真も待たなくてすみます。景色は雪の残っているお鉢と周りの景色は見えているが、遠方のアルプスや他の山々は薄っすらしか見えません。それでもここでしか見えない大展望を味わってきました。
  • ここから、折角きたのだからお鉢めぐりをしようとなり、残された体力で約1時間かけて右回りに回りました。途中、ぶ厚い残雪があり、手に取ると冷たいざらめ雪でした。山小屋ではこの雪を使い水(500円)、ビール(600円)を冷やしていました。
  • 下山開始は12時20分でしたので、頂上では半そでも寒くなく、下山するにつれてはさらに暑くなるだろうと予想していましたが、そのとおりで塩が吹き出るくらい暑い長旅になりました。須走りルートをしばらく降りていく時は、砂と細かい砂利をずるっ、ずるっと滑らしていくので膝の負担は少ないものの距離が長く体力がなくなってきて辛いものでした。たぶんこれは大量の汗と気温が高いために、いつも以上に体力が消耗したのかもしれません。
  • 行けども行けども、ゴールに近づかず座り込みたいのを耐えながら休憩3回でやっと降りました。今回、私自身、9回目にして、初の昼間登山を行いました。8合目以降は雲、ガスはあったものの、下界の景色、周りのぼやけた山々、富士山自身の景色は十分に味わうことができました。しかし夜間登山と違い、暑さとの戦いとなり、体力の消耗を感じたものです。それでも上りは休憩を入れて4時間45分、下りは4時間でしたので、標準タイムより早かったと思っています。
  • 今回の登山により富士山の登頂の感動はやはりご来光であると改めて思いました。
【第46回 木曾駒ケ岳 】 (クリックすると写真が見れます)
  登山日 2011年09月22日(木)~23日(金)  
  登山コース 9/22 菅の台バスセンター駐車場(9:00)→バス出発(10:12)→ロープウェイ発(11:00)→登山開始・千畳敷(11:40)→宝剣山荘(12:30)→舟窪方面(誤コース)途中折返し(13:00)→宝剣山荘(13:20)→駒ケ岳頂上2956m(14:30)→頂上木曾小屋(14:40)
     9/23 頂上木曾小屋出発(7:00)→駒ケ岳頂上(7:15/7:30)→宝剣山荘(8:05)→三ノ沢分枝(8:55)→檜尾山頂2728m(11:10/11:20)→赤沢の頭(13:30/13:40)→登山口着(15:00)
  体験談
  • 台風の関東直撃通過後の翌日のため、不安な出発でした。その不安が的中し、中央自動車道・大月IC付近にて土砂崩れによる通行止めがあり、一旦、一般道に迂回せざるをえず、さらに菅の台バスセンターからロープウェイ駅までの途中の道も大木倒れによる復旧作業のため、10時までバスの通行が見合わせられ、計画を大幅に変更しなくてはならなくなりました。
  • 当初のコースはロープウェイ千畳敷駅から極楽平をとおり空木岳の稜線を歩き、木曾駒殿山荘に泊り、そこから下山するコースでした。このコースでは、とても10時以降の出発では不可能なので、頂上木曾小屋に泊り、そこから宝剣岳、檜尾岳を経由して尾根を下るコースに変更しました。
  • ロープウェイ千畳敷駅に到着するとかなりの雨が降っていたが、仕方なくカッパを着て歩きだし、高度を上げていくにつれ千畳敷カール全体が見えてきましたが、雨のためにそれほど綺麗なものではありません。宝剣山荘に向かう途中に霧と雨のために行き先を間違ってしまい、ロープウェイ駅に戻る舟窪方面に歩いていたことに気づき30分以上もロスしてしまい、再度宝剣山荘まで戻り、そこから木曾駒ケ岳頂上に戻ることになりました。
  • この付近では顔、手が冷たく痛い程冷えてきています。だんだん登る気力が薄れていくるような感じです。やっと頂上の小屋に着いたところ、ここは無人の小屋で、その上に木曾駒ケ岳があり、その直下にある小屋が目的の小屋であることが分かりました。
  • 再度、気持ちを建て直し、頂上についたのが14時30分でした。雨とガスで視界は全くなし。早々に頂上を離れ宿(頂上木曾小屋)に、14時40分に到着です。非常に体が冷え切っていたので、着替えてストーブにて暖をとりやっと生き返った感じです。
  • 夕飯まで時間があったので、ストーブを抱えて車座にすわり、本日、宿泊した3パーティ(53歳の夫婦、30歳のカップル、我々)と山の談笑し楽しいひと時を過ごしました。夕方、日が沈む頃には雨もやみ、太陽による山肌を際立たせた美しさ、そして白い雲によるコントラストによって素晴らしい景色を提供してくれました。夜はふとんに入っても足が冷たくなかなか寝付けず、寝てもすぐに目が覚めてしまい、また寝なおすようなくりかえしでした。
  • 翌日は5時に起床し、宿の上の駒ケ岳頂上にご来光を見に行きましたが、東の空にちょうど大きな雲があり、日の出時間よりう10分ほど遅れて輝いた太陽が見えました。しかし、すでに日の出というより登ってしまった感動のないものでした。周りの山々は綺麗に展望でき、最高の登山日和になることを、ここで確信しました。北方面には北アルプス、中央アルプス、東には浅間山、八ヶ岳、南には御岳山がよく見えています。特に御岳山はとても雄大な山でした。どれも雲の上に浮かんだ山でしばらくこの状態が続くだろうと思っていましたが、11時ぐらいまでで、その後は雲があがり、周りの山々を見せたり消したりの繰り返しとなりました。
  • 頂上から下り宝剣岳を登りましたが、ここは足がすくむほどの険しい岩山で、足を踏み外したら、終わりというところです。絶壁のようなとても怖いとこもあり、慎重に足、手をかけ十分に確かめながら、頂上に立つことができ、改めてこの山の険しさが分かりました。前にここで落下事故があったことも聞きました。ここから見る千畳敷カールは初日と違い、綺麗で感動ものです。
  • 宝剣岳から尾根の下りまでは、稜線歩きです。稜線では暖かいだろうと予想していましたが、風がなければ、半そでTシャツで、風があるとウインドブレーカが着たり脱いだりをしながら進めていきまいした。最初は左側の千畳敷カールと北アルプス、甲斐駒ケ岳、浅間山、八ヶ岳を堪能しながら稜線歩きを楽しみます。稜線歩きは山に来た人だけが味わうことができる最高の楽しみです。しかし、ここは稜線といっても登ったり、下ったりの高低差があり、また鎖場、梯子があったり、と結構きついところです。しばらく行くと左側が見えなくなり、右側の三ノ沢岳が徐々に迫り2780mの雄大な山容を楽しませてくれます。
  • 稜線上には山ガールも多数いました。特にびっくりしたのが非難小屋に一人で宿泊する山ガールもいたことです。稜線から尾根下りになる檜尾岳(2728m)までくると、山々はかなりガスってきています。でもこれまで十分に稜線歩きの素晴らしい景色を味わうことができ、計画変更がよかったとあらためて思いました。
  • これまでに約4時間が経過し、あと4時間を使って登山口まで下山しなければなりません。ここが非常にきつく、この登山の最大の難関な所でした。高低差1500mを一気に降りなければならなく、すでに危険な宝剣岳、アップダウンの多い稜線歩いたことによって、かなりの筋力が低下していたために、高度が下がるにつれ、足の筋力がなくなっていくのが明らかに分かり、最後まで絶えられるかどうかと思うほどでした。
  • この尾根はほとんど歩いていなく、途中に出あったのはたったの一人だけでとても静かなところです。大半は樹林帯の中なので景色を楽しむところは少なくひたすら黙々と歩くだけでした。途中で沢の音が聞こえてくると、もう間もなく下山できるだろうと思い高度を確認すると、全然下がっていなく、お互いにもう一分張りと励ましあいながらの下山でした。
  • やっとの思いで3時間40分をかけて無事下山でき、お互いにこの厳しい下山ルートを降りきったことをハイタッチで称えあい登山終了となりました。
  • 今回の登山は初日は雨でコースアウトもあり、非常に寒く山の厳しさを教えられ、二日目は頂上での大パノラマに感動し、岩登りも味わい、稜線での雄大な風景をたっぷりと楽しめる山行でした。