第100回 2017年10月登山(吾妻邪山 1323m)
大峰沼
吾妻邪山
<体験記>
今週も台風22号の影響で秋晴れは望めないだろうと思いながらの登山開始となりましたが、途中から雨さえ降らなければよしとしようと皆さんの気持ちも変わってきます。
コースの途中に本州最大の浮島がある大峰沼に30分程で到着しました。木も生えていましたので、とても浮島とは思えない程大きな草の島で、本当に浮いているのかと疑問に思っていました。登山コースの最後に見た説明看板には8mの深さの泥炭の浮島であると書かれていました。
ここから坂が急になり0度近い気温でも汗が出てきます。周りの紅葉した木々を見ながら登りきると、すぐに稜線に到着します。稜線歩きでは赤色が少ないものの鮮やかな黄色の紅葉を楽しみながら歩くことができ、その途中で長い垂直な梯子もありスリルを味わうことができます。
さらに落ち葉を踏みしめて進むと、多数の電波塔があり電波環境のよい山なのかと話しながら登っていきます。
最初の頂上の大峰山では展望はなく、写真だけをとり、すぐに近くの展望台に寄ると、ここから見る紅葉はちょうど見ごろでした。
最終目的地の吾妻邪山は一度、鞍部に降りてから登り返すと頂上に達し展望のよいところです。でも曇っていたために周辺の近くの山しか見えません。ここで昼食をとりながら、もし快晴ならば大展望を望めたと各自が想像し、見えない景色を楽しみながら約1時間の休憩をとりました。
下山は登りに比べて平坦な道を下り、登山口手前の古沼に寄って県の天然記念物である「モリアオガエル」を見てきましたが、この時期では当然いません。5cmほどの蛙で枝に卵を産むと記載されてました。
今回の登山が実質100回となった約6時間の登山も雨に降られずに計画したコースをまわることができ、また遠方の大展望は見れませんでしたが、綺麗な静かな沼、ちょうど最盛期の紅葉を楽しめましたので、よかったと思います。
(立寄り湯:真沢の湯)