第131回 2020年8月登山(北横岳2480m)
駐車場
登山口
双子山 頂上
双子池
北横岳
亀甲池
<体験記>
8時前に大河原峠に着いたところ、駐車場は満杯で最後の1台に置くことができました。車からでると青空の快晴です。蓼科山方向から浅間山方向までの山々が見えています。
大河原峠から広大な草原広場である双子山にあっという間に到着します。ここでも蓼科山、少し雲のかかった北アルプスまで見えています。
ここから笹が生い茂った歩きやすい道を双子池まで登っていきます。双子池は名のとおり二つの池があり、透明度の高い水を蓄えています。
紅葉シーズンにくると、素晴らしい景色になっているのではないかと思いました。
さらに進み、大岳までの道のりは大きな岩と苔むした岩の連続で、両手、両足を使い、岩と岩の間の穴に落ちないように飛び越えたり、足を持ち上げたりと厳しい登山が続きます。
ところどころで周りの雄大な景色や八ヶ岳ならではの苔の絨毯を楽しむことができ疲れを取り除いてくれます。大岳に着いた時には雲が出始めて、蓼科山方向等の一部の眺望だけに変わってしまいます。
それでも360度の大展望です。途中、このような険しい岩山に4歳の子供が軽く登っていたのは驚きました。
さらに続く岩山を登ること約1時間で北横岳に到着します。北峰と南峰の2つに分かれていて、どちらもロープウェイ側から登ってきた多数登山者(30人以上いたと思う)が眺望、昼食を楽しんでいます。
しかし、あいにく近くの山(縞枯山)と白樺湖付近の街並みしか見ることができず、赤岳、浅間山等の山は見えなく残念です。徐々に雲が厚くなってきそうな感じで、予報でも14時くらいから雨ふりになるので、亀甲池に向けて30分で下山しました。往路と違い、岩は少なく一般的な登山道で歩き易く、約1時間で池に到着しここで小休止します。
ここまでくると登山口までわずかですが、ここで雨をぽつりと感じます。
これは登山口まで持たない予感がしました。するとすぐに雨が降り始め途中の笹に覆われた登り道でかなりの雨に降られてしまい、止む無くカッパをきて登山口に下山しました。
登山口では雨も上がり、帰宅途中の平地に降りたあたりでは晴れていましたので、標高2000m以上が雨だったと思われます。今回の登山は天候は快晴から雨に、草原から岩の道に変化するような登山道、雄大な展望から静かな綺麗な池までを楽しむことができたのではないかと思います。