第140回 2021年7月登山(達磨山 981m)
ルート
レストハウス
富士山の眺望
小達磨山
古希祝い
達磨山 頂上
マムシグサ
金冠山 頂上
アセビ
<体験記>
なんと偶然にも達磨山高原レストハウス駐車場に我々グループの2台の車が同時に到着しました。全く待ち合わせもせず珍しいことです。今日のサプライズを感じさせます。
登山前に駐車場に隣接していた展望場所からの富士山方向を見ると、青空をバックに相模湾の上に傘雲を乗せた黒い富士山がありました。とても綺麗な景色です。
登山を開始し戸田峠までの道はまるでゴルフ場のような芝生を歩きます。上空は青空でとても気持ちがよいです。すぐに金冠山が見えてきますが、ここは下山後の楽しみにとっておき次の達磨山に向います。
小達磨山の登山口から登山らしい道になり、長く整備された階段を登って行きます。途中振り返ると雲が増えてきているものの富士山と相模湾がまだよく見えています。この時点では達磨山での展望も期待していました。
ところが小達磨山を超えたころから雲、ガスが出始め、いつのまにか全視界が雲に覆われてしまい、何も見えなくなってきます。
同時に風が吹き始めてきます。最初は暑さにはちょうど良い風でしたが、スカイライン道路に出た頃にはよろけるほどの恐怖感を感じる強風に変わってきます。
達磨山登山口からの階段では、風をさえぎるものはなく、まともに受けていたので、帽子を抑えないと飛ばされるほどです。何とか頂上にたどり着きましたが、やはり全く展望はない状態です。とても残念です。
今回の登山の目的は登山の楽しみ以外に古希を迎えるHさんを古希山(達磨山の先)でお祝いすることでした。
しかし、このまま無理して展望を望めない古希山まで強風の中を進むことは断念して、この頂上でサプライズ祝い(準備していた紫色のポロシャツと古希と書かれた扇子を贈呈)を行いました。本人は少しビクッりしながらとても喜んでいます。
それから止む無く、昼食もとらずに同ルートを戻り金冠山の登山口まで来ました。ここでは風はあまり吹いていません。5分程で頂上に着きましたが、やはり風が強めで雲に覆われ富士山は全く見えません。
しかし相模湾方向の展望は少し霞んではいましたが、十分に楽しめます。
昼食は下山後のベンチで食べることになり足早に30分で下山しました。レストハウスの展望場所のベンチを借りて各々昼食をとりながら、相模湾、周りの山々、頭だけ見える富士山を見ることができ、とても気持ちのよい一時を過ごし登山を終了しました