第15回 2006年8月登山(富士山 3662m)

富士山

登山口

富士山

 

富士山

富士山

富士山

 

富士山

赤岩八号館

富士山

富士山

富士山

日の出

富士山

 

富士山

富士山

富士山

 

富士山

剣ケ峰

富士山

お鉢巡り

富士山

 

富士山

富士山

富士山

 

富士山

富士山 頂上

富士山

下山

 <体験記> 

 静岡県水ケ塚パーキングに9時30分集合でしたが、私たちの車は30分も遅刻してしまいまいた。そこから全員で富士宮登山口駐車場に行き、昼食し登山開始(11時30分スタート)
 スタート時点の天候は晴れていたが、まもなくモヤってきたので、素晴らしい景色は期待できないかもしれないと思いつつ、元気を出して6合目、7合目へ。 今回、富士山に初登山のウッチーとバルさんは、素晴らしい景色による感動を期待して登ったのではないかと思います。 スタート時点ですでに2500m、気圧も低く空気も薄い状態のため、登り始めの坂道ですぐに息があがってしまいます。 人気の富士宮ルートは、登山者が多く下りの人に挨拶を交わしながら順調に高度を上げていきます。 富士登山の場合、多少のUPDOWNはあるが、ほぼ登りっぱなしの苦しい登山です。少し早歩きすると、空気が薄いことからすぐに息がきれます。 このような状況の中で、初参加のバルさんは笑顔を絶やすことがなく、ニコニコしながら登っているところからKMT山の会の貴公子と呼ばれています。 富士宮ルートの八合目に着いた頃から雨が降り始め、カッパを準備すると本降りに変わりカッパを着たまま、宿の赤岩館に16時頃に到着。この日は100人程の客を収容していたようです。
 17時からの夕食はカレーライスで、山小屋のわりにはよく煮込んであり美味しく、お代わりをしたほどです。 19時には一人当たり0.6畳ぐらいのベットで6人が並んで就寝しましたが、重い湿っぽい布団と狭さから寝つけず、夜中に起きてしまい外に出ると、満点の星の数に感動しました。 無数の星をちりばめた大きな天の川も見え、平地ではとても見ることのできない天体ショーをみることができます。時々流れ星も見えて、思わず願い事を考えるが間に合わず。 ここの山小屋もそうですが、富士山の山小屋のトイレはバイオトイレと言われるバクテリアが糞尿を処理し、きれいで無臭のものでしたが、使用料が200円かかります。 まあ、富士山の環境維持と気分よくできるためには仕方がないと思い、お金をきちんと払います。
 ご来光を頂上で見るために朝3時に出発しましたが、8合目から頂上まで急坂が続ききつくなり、耳が痛いほどの寒さでも汗ばんできます。頂上ではご来光を待つ大勢の人が寒さをしのいで待っていました。
 体感温度としては氷点下だと思います。着れるものをすべて着込みましたが、指の先が凍傷になるかと思うほど痛みがでています。 しばらく待つと雲を赤くしながら登山者の期待をこめて太陽が登ってきました。 通常では数分かかり太陽の全景が見えるのですが、今回はなぜかあっという間(30秒ほど)に真っ赤な丸い円からまぶしく輝きを放つ大きな太陽に変わっていきます。 今までのご来光とは違った初めて見る輝かしい大きな日の出でした。そして寒さをしのいでいた辛さも太陽の明るさと注がれている熱によって徐々に暖かく感じてきます。 まさに太陽の恵みを与えられた感じです。ご来光のあとは火口を一周まわるお鉢めぐりをしました。
 まずは日本最高峰の3776mの剣ケ峰で記念撮影して一周回るのに約1時間かかりますが、ずーと晴れっぱなしの状態で、下にはもくもくと湧き上がっている大規模な雲海と広大な火口見ながら回ります。 途中、雲海に移った影富士を隊長に教えてもらい、思わずそれをバックに撮影しました。
 下山は御殿場ルートを下りて途中から宝永山火口を見ながら富士宮ルートに戻るコースを予定していたが、下山間もなくするとモヤがあっという間に周りを包んでしまい、何もみえなくなりました。 そのために宝永山火口周辺の景色も全く見えないことが予想され、登ったルートを下山することにしました。山小屋のおばさんが言うには宝永山火口付近の景色は素晴らしいとのことですので、次回の挑戦に残しておきます。 今回の登山の特徴は8合目から下は、モヤ(濃霧)、上は快晴でしたので、登山途中の景色はほとんど見えず楽しみはありませんでしたが、頂上の絶景は素晴らしいもので感動を味わうのに十分でした。 他では頭痛の辛さを体験したウッチー、感動的な日の出シーンと頂上から雄大な雲海を見た全員、満点の星の天体ショーに感動した全員、頂上付近の急坂にちょっとばかり苦痛だったMさん、山小屋のカレーのうまさに舌をならした全員、日本最高峰の標識に感動したためにそこに居続けたくなくなってしまったMちゃん、ウッチー、バルさん、頂上のコーヒ(激熱と書かれていた)の熱さに困った私、急坂の辛さが顔にでないバルさん、外人の登山の多さにびっくりした全員、すれ違うきれいなお姉さんと子供に声を交わし励ましていたMさん、毎回冷静な判断と登山記録をつけていた隊長でした。