第150回 2022年6月登山(鉢伏山 1929m)

鉢伏山

ルート

鉢伏山

登山口

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

つつじの群生地

鉢伏山

 

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山 管理事務所前

鉢伏山

 

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山 頂上

鉢伏山

 

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

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鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

 

鉢伏山

キンポウゲ

鉢伏山

 

鉢伏山

ズミ

鉢伏山

 

鉢伏山

クリンソウ

鉢伏山

オドリコソウ

鉢伏山

ギンレイソウ

鉢伏山

 

鉢伏山

マムシグサ

鉢伏山

レンゲツツジ

鉢伏山

 

鉢伏山

鉢伏山

鉢伏山

 <体験記> 

 長野県の牛伏寺(ごふくじ、うしふせてら、の両方とも読む)駐車場に登山口のある鉢伏山に登りました。自宅からここまでの道のりはとても長く感じます。途中の高速道路ではガスが出始め雨が降りそうな予感でしたが、明るくなってきて登山を楽しめそうな予感が交互に繰り返し、登山中の天気がどう変化するか不安なスタートでした。駐車場に着いた時にはお寺を囲んだ木々の雰囲気と気温から肌寒く感じられます。
 この山は地図を見ても分かるように登り返すところ(降りたり登ったり)がなく、ほぼ登りぱなしとなっています。そのため最初から筋肉を酷使しながら登っていきます。また湿度が高く風がないため汗がでてTシャツ1枚だけになってしまいます。最初は林の中を歩き徐々に尾根に近づくと、ところどころで周りの山々の展望により諏訪湖が見え、新緑の中でも疲れを癒すことができます。また平地では聞けない春ゼミも鳴いているのがよく分かります。
 分枝場所に着くまでの途中で非常に変わったキノコである白いギンレイソウが咲いてます。ここまで登ってきてもかなりの急登が続きゆるやかになりません。分枝を過ぎ一度車道にでて登山道に入ると、やっと緩やかな登りになり周りの景色を見ながら歩ける登山の醍醐味である稜線歩きを味わうことができます。さらにツツジの群生地に出合い、ちょうど見頃を迎え、辺り一面が真っ赤に染まっていました。右に振り向くと、目的地の鉢伏山がどっしりと大きな山容を見せていて、すぐにでも登りたくなりワクワク感が湧いてきます。
 ツツジの中を歩いていくと山小屋が見えてきます。ここは鉢伏山の管理事務所兼山小屋になっていて、300円の入域料を徴収されました。ここまでは車で来ることが可能なようで広い駐車場があります。我々のように苦労して登らないと頂上の良さが分からないよ言いたいところです。ここから30分程で頂上に着けるが、ガスに覆われて全くの視界がなく、自然は我々の苦労を労ってくれませんでした。 しかたなく頂上写真だけを撮り下山すると展望台らしき場所があり、半分あきらめムードで上がってみると大展望が眺められ、頂上ではないが周りの山々の雄大な景色を楽しめました。
 昼食は頂上でとることを諦め、管理事務所の広場で風を避けてとることにしました。今回は3人がレトルトのカレー飯を持参していています。最近この会ではカレー飯が人気になっています。雨も降りそうなので早めに昼食を切り上げ下山します。分枝で登りとは違う左周りの道を進みます。斜めに歩きやすく工夫された木の階段が延々と続きます。少し開けた緩やかな斜面に、なんと数匹のシマリス(リスの森と言われている)が遊んでいました。すぐにシャッターを押しましたが、動きが早くカメラに収めることができません。でも目には可愛いリスを焼き付けられました。
 こちらの下山道は各種花がたくさん咲いていて、その都度カメラをむけます。また沢に近づくと沢山の滝があり、水の早い流れに心が現れる気持ちになります。この牛伏川の最下流に階段上をリズミカルに流れるところがありました。フランス式階段工方式により施行した日本で最も美しい流れ(砂防施設)だそうです。
 下山が近づいてくると、暗くなりはじめ、雷の音が聞こえ、ぽつりと雨を感じると数分で土砂降りになってしまい、カッパを出す間もなく全身がびしょ濡れになってしまいました。幸運だったのは狭い急な登山道ではなく舗装道路に降りてからの雨でしたので、駐車場まで歩くことに不自由はありません。もしこれが急な斜面だったら、さぞ辛く怖い下山になったと思われます。駐車場に着いた時、私は下半身がずぶぬれ(雨がすごくズボンを履く余裕なし)でした。
 今回の登山は天気予報通り14時過ぎから雨となってしまいましたが、沢山の花、特に綺麗に咲いていた一面ツツジの中を歩けたり、頂上では展望がなかったけれど、途中の景色は満足できるものでした。さらにメンバーが滑って転ぶことなく、服を汚すことなく無事に下山できたのはよかったと思います。