180回 2025年7月登山(焼額山 2013m)
ルート
登山口入口
登山口
ブタナ
お花畑
水芭蕉
頂上の木道
稚児池
焼額山 頂上
頂上にて
神社
神社
下山中のガス
下山中のガス
トンボ
トンボ(ヤゴ)
チョウ
<体験記>
台風の影響により1週間前から雨予想となっていて、前日予想も午前は曇り、午後は雨でしたので開催が危ぶまれました。しかし参加者が予定した岩菅山は歩行時間も長く雨に降られるかもしれないので、志賀高原の別な山に登りたいとの要望があり、楽で景色がよく午後には下山できる焼額山(やけびたいやま)に計画変更しました。
この山は冬期オリンピックを行ったスキー場で頂上は湿原地帯と池があり天空の楽園と呼ばれています。眺望は十分に楽しめるだろうと想定し計画しました。登山口駐車場に着いた時には我々メンバーしかいなかったけれど、あとから数台の車が集まってきます。スタートから5分ほど歩き登山道がありますが、登山道に入らずに先のゲレンデコースにて景色を見ながら登っていくことにします。沢山の小さなトンボが我々を出迎えてくれます。このコースはほぼ直線的に頂上を目指して登りますので、斜度としては少しきつめです。ゲレンデコースは冬期五輪で回転競技をやられていた通り広く長いコースです。この時期のゲレンデはお花畑になっていて黄色(ブタナ)、白色(セイヨウノコギリソウ)、紫色(アザミ)の花がゲレンデ一面に咲きそろい、とても華やかな状態になっています。途中、登り疲れた頃、後ろを振り返ると高天ケ原スキー場とその周辺の山が一望でき、雄大な山並みが幾重にも連なり、空と青のコントラストが一層際立っています。
左に目を移すと、当初予定していた全体が台形で両端に岩菅山、裏岩菅山が大きく見えています。この山の登山は次回の楽しみにとっておくことしたいと思いました。
正面にの急斜面の広いゲレンデとお花畑、後ろ側は志賀高原の麓の街並み、及び南側の山々を見ながらさらに登っていきます。
一度、ゲレンデコースから登山道に入り両脇が笹に覆われた林を少しだけ歩くと木道になってきたので、まもなく頂上に到着できることが分かります。
木道を100m程進むと、鏡のように輝きを放っている稚児池が目に飛び込んできます。ここに頂上看板があります。今日はこの山の開山式に重なり、池の右端の神社に多数の人が集まっています。我々は湖面をバックに写真をとり池を一周しながら綺麗な湿地帯を歩きます。下山前に神社でお参りしようとしましたが、開山式の準備中の大勢の人に阻まれ神社に行くことを断念し下山します。
下山は途中までゲレンデコースで降ります。ほぼ直線的に降りるので、ぐんぐん高度が下がり、途中で名残惜しいお花畑から別れて林道に入ります。徐々に雲が湧き始めいるのが分かります。岩菅山を全く隠してしまうこともあり、午後の展望は悪化するだろうと想定できます。昼前に駐車場まで降りてしまい、心配した雨に降られずに大展望を楽しめた楽な登山でした。