第184回 2025年11月登山(守屋山1650m)
ルート
茅野駅
杖突峠登山口
キャンプ場
<--守屋山東峰
守屋山東峰-->
守屋山神社奥宮
<--守屋山西峰
守屋山西峰-->
ラビットハウス
ラビットハウス(建物内)
<--岩巡り
岩巡り-->
清流の森
立石口
<体験記>
駐車場に隣接された杖突峠登山口からスタートします。登山口には熊注意の看板があります。(今はどこに行ってもあります)広々とした見通しのよい林道を緩やかに登っていきます。これなら熊がでても見つけやすいと思いながら登れます。今となっては全く嫌われもの熊の彫り物が途中のキャンプ場で出向えてくれます。
登ること30分ほどで右手方向に広大な水をたたえている諏訪湖が見えてきました。そしてその上空方向には八ヶ岳連邦、浅間山も目に入ります。なんと景色のよいながめなのだろうと思います。この時点でも青空なので、頂上におけるさらなる展望を期待してしまいます。
徐々に急登になり最初の頂上である守屋山 東峰に到着しました。ここは思わず息をのむほどの絶景が広がっています。日本を代表する名峰がぐるりと取り囲んでいる360度の眺めと、静かに輝いている諏訪湖の美しさが深く染み渡り感動に包まれてしまいます。
1600m足らずの山でこれほど展望できる山は珍しいと思います。東側は浅間山、八ヶ岳、南側は北岳、仙丈ヶ岳、西側は木曽駒ヶ岳、北側は槍ヶ岳、奥穂高岳が見えます。そして眼下には諏訪湖が周りの景色に花を添えてくれてます。しばらく見続けたくなり、ここでランチ休憩します。風はぽとんどなくおだやかな陽気のなかで、これ以上ない展望を楽しめました。
この先に西峰があり、ここよりさらに好展望であると思われていたので、期待して一度下りて上り返すと頂上に到着します。途中、周りを柵で覆われた守屋山神社奥宮が設置されていました。参加者の一人がこの柵を設置した理由を次のように教えてくれました。この神社は日照りが続く周辺の村が雨乞いをするために設置していたが、雨が降らない時に小便をかけ嫌がらせをし大雨になってしまったことから、近づくのを防ぐために柵を設置したとのこと。
西峰は予想通り東峰以上の大展望で南方向の北岳、仙丈ヶ岳がぐっと近づいて見えます。そして北側には雪のかかった北アルプスがさらによく見えています。ここでもしばらく眺望してしまいます。
下山は1度戻り、東峰に立石登山口に降りて行きます。落ち葉のたまった道は、上りの整備された道とは違い、滑り易く注意しながらゆっくり降りて行きます。途中、岩巡リコースと言われているように沢山の奇岩(鬼ケ城、十文字岩、親子岩、屏風岩、立石など)を見ながら降りれます。
わずか1時間30分程で舗装道路にでる立石登山口に降りました。ここから駐車場まで歩いて無事に登山を終了しました。