第35回 2010年6月登山(湯の丸山 2101m)
<体験記>
雨を心配しながら現地に集合します。着いた時には小雨がぱらぱらでした。この駐車場には多数のハイカーや登山者が集まり色とりどりのカッパを着て出発しているところです。
我々は到着後、少し待って雨が小降りになるのを見計らって30分程待つと晴れ間も見えてきたので登山を開始し、リフト横の急坂を登りはじめます。ここの斜面が今回の登山の一番急な坂だったかもしれません。
リフトの終点を過ぎると平坦になり、その横がつつじ平でハイカーはここのつつじを観光して帰ります。多数のつつじが斜面一面に咲いていましたが、既に開花ピークを過ぎて、多少萎れががっています。
ここを過ぎると、登山道らしい道になりゆっくり高度を上げながら周りの山々に咲いているつつじを見ることができます。途中、可憐なイワカガミも咲いていました。
約1時間で今回の目的である湯の丸山頂上に達し、広い岩場が現れちょっと頂上らしくないところです。その先に北峰が見え、そちらのほうが頂上らしいところです。
ここは強風で非常に寒く、他の登山者はウインドブレーカを羽織い、小休止しています。近くの山々は見えているので、もし青空で空気が清んでいれば大展望であるだろうと想像できます。
ここから北峰に10分程で到着し、寒さをしのぎながらちょっとした感動を味わってから下山します。
頂上から烏帽子岳のコルまでは、45分程でつきます。コルは烏帽子岳ルートの分枝となっていて、ちょっとした広場となっているのでここで昼食しました。
昼食をしながら今後の雨の状況を検討したところ、徐々に悪化し登っても頂上の景色は全くだめだろうと考え、烏帽子岳登山を断念し、下山を決意しまいた。
その後、下山途中にあった白窪湿原に立ち寄り、アヤメ(かな?)等の湿原植物を見学し、駐車場まで戻り登山終了。
今回の登山は展望が非常によいと期待していたところでしたが、残念なことに湯の丸山を囲んでいる近辺の山しか見えずでした。でも雨に降られることなく、赤いきれいなつつじの花や近くの雄大な風景を堪能できたと思います。