第53回 2012年11月登山(明神ケ岳 1169m)
富士山
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明星ケ岳
明神ケ岳
<体験記>
日曜日の登山予定でしたが雨予想により、土曜日に変更したことによって最高の天候に恵まれた登山となりました。自宅を出る時、三ケ月と多数の星がでて、強羅駅到着時点でも真っ青な雲一つない状態でした。
こんな好天候も最近の登山にはなかったことです。参加者は当然頂上での素晴らしい景色を期待しての登山開始となりました。
強羅駅から舗装道路をしばらく歩き登山口に向かいます。登山口から少し歩くと、半分から上部が真っ白な富士山を見ることができます。
そして数10分で大文字焼き広場に着き、眼下には箱根全体の街並みと雄大な富士山を眺められ、ここで小休止をとります。
さらに歩を進めると、まもなく明星ケ岳への分岐があり、多数の花を咲かせた大きな木があり、ここが分岐だよと教えられ、右方向の明星ケ岳への平坦な道を進むと木に囲まれた祠があるだけの頂上らしくないところに到着しました。
少し横にずれると相模湾らしい海を少し覗くことができます。
展望のない明星ケ岳をバックにして元の道に戻り、分岐経由で明神ケ岳を目指して歩いていくと、途中、何度も大きな富士山を見ることができ、また間近に姿が迫って見えます。途中の鞍部で昼食休憩をとり、そこから頂上まで最後の坂を上ったり下ったりしながら登ります。頂上に到着すると、どこから集まってきたのか、多数の人が富士山を含む山並みを眺望しながら思い思いの休憩をします。
頂上では富士山を眺められ、眼下の箱根の街、そして駒ケ岳、神山等の箱根外輪山を見るには最高の場所です。広大な広場になっているので、多数の人がいても場所取りに全く困りません。
富士山の左横には絵に描いたような雲が少しかかり、一際大きな富士山を下山終了まで変わらずに見られ、参加者全員が感嘆の声をあげ満足していました。
KMT登山の二回目の参加となった女性のHさんも少し辛い登りと言いいながらも、これだけの光景を見ると、登りの辛さはなくなったと思います。
頂上では男性のHさんがジェットボイルで湯を沸しコーヒーを飲ませてくれ、雄大な景色を見ながら飲むことができ、最高の一時を味わせてくれました。
今日の天気は予想通りの好天で、暖かく私とKさんは最後まで半そでTシャツで登れるほどの陽気が続き、11月中旬としては珍しいものだと思います。
名残惜しい景色を後に下山しましたが、途中、湘南海岸の綺麗な弧を描いた海岸線が見え、山容だけでなく海の景色も見れ、とてもよいルートでした。
その後は景色のない山間を黙々と降り、バス停留所に到着します。
この後のバス乗りが大変でした。やっと2台目のバスに乗れたが超満員で、かつ道路も渋滞でしたので箱根湯元に着いた時には、メンバーは疲れきっていました。
今回の登山は非常に好天に恵まれ、富士山の大展望を見ながら頂上でゆっくりできたことは最高の喜びでした。