第36回 2024年7月ハイキング(霧ケ峰)

開催日: 2024年7月20日(土)
参加者: 8人
コースタイム:

霧ヶ峰自然保護センター駐車場(7:00)→登山口(7:15)→車山肩→車山 頂上(8:50)→蝶々深山(9:45)→沢渡(10:30)→(11:20)笹原でランチ休憩(12:00)→(12:30)霧ヶ峰自然保護センター駐車場

体験記

7時に自然保護センターに到着した時点で、予想(渋滞と満車)に反して駐車場はガラガラ状態でした。車からでると風があり霧ヶ峰全体が雲の中、ガスでおおわれた状態でした。車山 頂上までこの状態が続き展望ができないだろう、との嫌な予感になってきます。 登山口では周りがどのような状況か分からず、視界は50mくらいでした。途中、ボランティアガイドが案内していたところには沢山の日光キスゲが咲いています。この時点で、既に大展望が見れることを諦め、これからはキスゲの大群落が見れることへの期待に変わってきました。コロポックル小屋に着くと観光客は沢山いましたが、ハイカーはほとんどいません。 車山に向け高度をが上げていくと、ポツリと雨を感じ、益々ガスにおおわれ始めてしまいました。建物の上に丸い大きな白いドームがうっすらと見え、そこが頂上であることが分かります。本来はここからは360度の大展望が見れるはずでしたが、全く視界なく、まさに霧ヶ峰(霧、ガスの峰)状態でした。気温も低く風も吹いていたので集合写真だけを撮ってすぐに下山開始。 ここから蝶々深山に向けて一度高度を下げていきます。時々、少しだけガスが取れ始めた時には志度展望を期待しましたが、深山に着いた時には、まだガスの中、さらに雨も多く降ってきたので、カッパ、ウインドーブレーカーを着こみ直ぐに下山してしまいました。緩やかな斜面を下り始めると沢山の花が咲き乱れているお花畑になっています。それほど視界がなくとも緑の笹原に沢山の白い花が咲き綺麗なところでした。 この花達に癒され、景色が見えなく雨降りの辛さを忘れさせ楽しませてくれます。途中の小屋の分枝で小休止してから苔蒸した林に入ると、先週登山した白駒池周辺の苔の林を思い出しました。この林を抜けると、青空が見え始め、気温も上がり始め、出発点の駐車場、その周りの風景も見え、さらに時間とともに霧ヶ峰の全景が見えてきたので、これからがハイキング日和になってくると思われます。このまま下山してしまうと、もったいないと思い、途中の笹原の中の少しばかりの空地に陣取り雄大な景色を見ながらランチすることにしました。これまでガスの中で景色が見えなく黙々と花だけを見て歩いたのが嘘のようで、最後までこれが霧ヶ峰の景色だと言わんばかりの展望(北アルプス方向もうっすらと)を楽しむことができ気持ちの良いランチを取ることができました。 この後は沢山の各種の花を楽しみながら無事に駐車場に着きました。 今回のハイキングは夏山ハイキング程度で晴れ予想だったことにより山を甘く見てしまい、カッパ、スパッツ、靴への防水、などの準備を忘れるほど高を括っていてたことを反省し、また山の変化の速さ、怖さを改めて考えさせられました。