13回 2005年10月登山
   (袈裟丸山 1868m)

開催日: 2005年10月22日
参加者: 4人
コースタイム:

折場登山口→見晴台→賽の河原→避難小屋→小袈裟丸山→前袈裟丸山頂上→同コースの下山

体験記

3時30分に自宅を出発、Mさんの家に4時10分到着、上里SAに4時30分到着し ウッチーと合流し北関東自動車道経由で122号線へ進み、登山口行きの看板を見て左折の曲がり角で、なんと隊長にばったり。 そこから登山口の折場口まで10分ほど。ここまで予定より30分早い7時30分に到着。ここでも紅葉はもう始まっているように見え、期待に胸を膨らませて登山開始。 最初の登りは階段状の急な坂を、そしてすぐに一般コースと健脚コースの別れ、ちょっと無理をして健脚コースを選択。でも少し歩いたところで一般コースと合流し、な~んだと言う感じでした。 30分ぐらい歩くと左手に視界が開け、熊笹の生えた広大な斜面と下方には沢が流れ、反対側の山々は紅葉が見ごろで赤色、黄色に染まっていました。 これはさらに高いところでは期待できるぞと、喜んでさらに前進。約1時間歩いたところの最初のベンチで休憩。 その後、それほど急な坂もなく見晴台、松林を通過して、賽の河原に到着。ちょっと山としては変わった風景でした。 広場に岩があっちこっちに積み上げられ供養されていました。このような場所が他に3箇所。その後に小雨がばらつき始め、隊長の指示に従い、 カッパを着ると、まもなく本格的な雨に見舞われ、ガスが出始め、視界もほとんどなくなり、景色をみることもなく、口数も減りもくもくと頂上を目指して前進。 途中、低かった熊笹が胸までせまり、足元は見えなくなり根っこに引っかかり転ばないように注意しながら歩き、ぬかるみ始めた狭い登山道を紅葉をみることをを願い、さらに前進。すると頂上付近に近づくと急な登りになりロープを使いながら『よいしょ』と登り、ついに頂上に到着。 頂上は尖ったところというのではなく、1878m地点にある広場という感じで、ここは予想したとおり雨とガスのため、周りの景色は全く見えず、登頂記念の写真だけをとりすぐに下山。私はこの時、大きな問題を抱えていました。 それは雨にぬれた登山靴に水がしみてきて、中がぐちゅぐちゅ状態で、さらに頂上付近は温度が低いために足指が凍傷になるのではないかと思うほど最悪な状態でした。(ここで教訓、靴などの雨に濡れるものは事前に防水対策を十分にしておくこと。) しかたなく隊長から新聞紙をもらい靴下の水を絞って我慢でした。 下山途中に避難小屋を使ってお湯を沸かしてカップラーメンの昼食。山で食べるラーメンは体が温まり格別な味でした。 避難小屋の周囲で奇妙な泣き声に気づいた守ちゃんは『あっシカだ!』そのあともシカと数回遭遇。私は残念なことに一度も見れなく今回はついていません。 登りは4時間かかりましたが、下山は3時間で登山口に到着。今回はつらいところは頂上付近の急坂だけで比較的楽な山でした。 雨が降ってしまったために紅葉もほとんど見えず、残念でしたが、もし視界がよければ変化にとんだ登山者を飽きさせない山だと思いました。途中、紅葉の時期にも関わらずほとんど他の登山者に会わないほど静かな山でした。 下山後に聞いた登山口にいた地元のおじさんの話では、春にはたくさん花が咲き乱れ多数の登山客が訪れるとのことでした。今度はこの山は春に登ろうと思いました。 今回の登山では雨に泣かされました。期待していた紅葉は登りはじめに見た紅葉 と、視界不良であったが登山道付近に紅葉していた木々ぐらいでした。山は天候と時期によりずいぶん影響受けることが分かった登山でしたが、でき非常に満足しています。