161回 2023年9月登山
  (武尊山 2158)

開催日: 2023年9月3日(日)
参加者: 3人
天候:曇りのち晴れ
コースタイム:

裏見の滝駐車場(6:55)→武尊神社(7:05)→武尊山登山口駐車場(7:35)→剣ケ峰分枝(8:45)→手小屋沢避難小屋(8:55)→(10:40)武尊山頂上(11:20)→(12:25)剣が峰山(12:35)→剣が峰分枝(14:55)→(15:35)裏見の滝駐車場

体験記

今回の登山は開催日が近づくにつれ欠席者が増え3人のこじんまりした山行になりました。 6時30分頃に駐車場に着いた時には既に沢山の車が止められて、その中で3輪バイク(日本では珍しい)に目が止まりました。空はまだ真夏の青空です。ここは裏見の滝駐車場で近くの滝を見学するための駐車場と思われますが、登山者が朝早くから利用しています。ここから車道を延々と歩きます。 しばらく歩いていくと、なんと登山者用の駐車場があり、ここにも多数の車が止まっていました。ここに止めるべきであったと、後で悔しさを感じました。 ほとんど平坦な登りでこの先に急登が続くとは思いませんでした。 剣ケ峰山分枝を過ぎると斜度が上がりどんどん急になるため心肺がなれるまでバクバク状態になります。 汗も出始め喉も乾いてきます。この急な坂は頂上直前まで続きます。 時折木々の間から遠方に頂上らしき山が見えるところにくると息が入ります。道はすっかり岩山に変わってきています。ふと見上げた空に青空があるとほっとして元気になります。 木々に囲まれた避難小屋を過ぎると、大きな一枚岩、岩壁に鎖、ロープがかけられたところが数ケ所あり、危険ではないが慎重に足の置き場を見つけて登ります。 これまでほとんど花は見れませんでしたが、この辺りから多数の花が道の両側に咲いていて、特にホタル袋上の紫色の花(オヤマリンドウ)は一際目立ち綺麗でした。他には黄色のオトギリソウ、赤色のガマズミも咲いてました。 来年に向けて花芽をつけているシャクナゲも多数ありましたので、春はお花見学も楽しめるかもしれません。 緑、黄色、赤の花を見学しながら登っていると、武尊山の頂上に到着しました。 頂上は沢山の若者(特に女性に人気)が休憩して、その周りには多数のトンボが舞って出迎えてくれました。展望はガスで覆われ目の前の山しか見えません。 雲の合間から青空が少し見えるところがあるが、雲が取れそうになく、ランチ休憩後に次の目的地である剣ケ峰山に向かいました。 一度300m程降りますが、丸い小さな石が引き詰めらている道のために滑りやすく油断できないところです。降りきると楽しみな稜線歩きとなりますが、残念なことに左側(北側)の雄大な景色は多少見えるものの他はガスに覆われています。 稜線上には気持ちの良い爽やかな風が吹き、立ち止まって疲れ切った体に沢山の冷気をもらいました。この先の急な坂を登ると剣ケ峰に到着。ここも本来は大展望であるはずが、残念なことに全く見えず。仕方なく写真だけをとり下山開始。 下山には約3時間かかりますが、沢越えが始まるまでの2時間ほどは段差のある岩の道を両手を使いながら降りるので、かなりの体力が消耗しました。 沢の綺麗な冷たい水で顔を洗うと、気持ちよく一気に生き返った感じがします。 下山するにつれて上空は青空が広がってきてます。今頃は頂上の景色はいいだろうと思いながら武尊神社にやっと到着して無事下山終了しました。