24回 2008年7月登山
 (富士山 3776m)

開催日: 2008年7月26日(土)
参加者: 5人
コースタイム:

富士宮口5合目→頂上→剣が峰→お鉢めぐり→御殿場コース→宝来山コース→富士宮口5合目

体験記

KMT山の会の富士登山は今回で5回目になり、目的は登頂だけでなく、景色がよいと言われている宝来山ルートを迂回することです。 21時集合し高度順応化を40分程おこない、スタートです。頂上でのご来光を狙っている人が多く多数の人が登り始めています。これまでは富士宮口コースは午前中に登っていました。 でもこれほど前後に登山者がいることはなかったのですが、今回は途中渋滞するほど込み合っています。頂上に近づくほど苦しくなり歩行スピードが落ちてきた人がよけずに横に座っていることから渋滞が発生していることが分かり、自分も苦しくなったら譲り合いの精神が必要だと思いました。、 渋滞はしていたが、止まったまま動かないことはほとんどなかったので、ほぼ予定通り頂上の富士宮本宮神社に4時に到着。この時点での気温が5度で風が吹いていたので体感温度的には0度以下だったと感じました。 ご来光が4時45分なので、寒さをしのぎ登りの疲労を本宮前で癒し、日の出前に剣が峰3776mに無事登頂。日の出まで30分以上の待ち時間を期待を込めて待機 東の空が明るくなり待機している人たち(約50人)がその方向を見ていたところ、それよりも左側の雲の中から真っ赤な円盤がぽつんと現れ、あれが日の出だとどことなく声が聞こえ、そこから約10分間の感動の日の出ショーが始まりました。雲の中から出てきた赤い円盤が徐々に真っ赤な全容を見せるまでのシーンは言葉で言い表せないほど、すばらしい感動的なものでした。 過去6回の登頂の中で最高のものでした。特に雲、ガスが影響し、輝きに変化を与えてこともその原因だと思います。ここで変わった出来事がありました。ご来光を見ていた人の中で『さあ、みなさんすばらしいご来光に感謝をして万歳三唱を行い、今後の祈願をしましょう!!』との掛け声につられて登頂した全員で大合唱でした。 感動の日の出ショーを見た後で、お鉢めぐりをしていたときに珍しい影富士も見れ、さらにもっと珍しいブロッケン現象(虹の中に自分の影が写るもの)が何度も見れ、これも感動ものでした。 お鉢めぐりを終えたあとは、御殿場コースの砂走りをざくざくとすべるように降りられるので、スピードが出ても膝への負担が少なく快適に下山できます。7合目から宝来火口を見学し富士宮口に戻るコースを初めて経験しました。この宝来山の第一火口は日本一の火口であると近くにいた人に教えられ、非常に雄大なスケールの大きな噴火口で、必見の価値があると思いました。 今回はこれまでと違った富士登山で、感動の日の出ショーが見れ、めったに見れないブロッケン現象も見れ、雄大な宝来火口も堪能でき楽しいものでした。