37回 2010年8月登山
   (富士山 2480m)

開催日: 2010年8月13日(土)~14日
参加者: 2人
コースタイム:

水ケ窪駐車場(21:05/21:30)→富士宮登山口(22:00/22:30)→新七合目(23:53/00:05)→八合目(01:35/01:45)→九合目(02:25/02:35)→頂上(03:50/06:00)→五合目登山口(09:35)

体験記

水ケ窪駐車場に行く途中から土砂降りになり、さらに1、2mの視界しかない濃霧にもなってしまい今回の登山の大変さを予感しました。 結果は予想どおり非常に最悪な登山になり、ただただ疲労しながら頂上まで登っただけとなりました。 スタート時点は曇りでそれほど寒くはなく、雲の上まで上れば満点の星が見えることを期待し登山開始。 6合目を過ぎたころからガスってしまい徐々に視界もなくなり、7合目付近では1、2mの視界に低下。 それによりメガネが曇ってしまい、さらに見えにくくなり、コースと足場を探すのが大変な状態で、ロープを頼りに登らなければならいほどの目くら登山でした。 途中、ロープがなくなると、もうお手上げ状態で、目のよい若者の後を追いながら登ったくらいで、また足場が見えない分、恐怖感がでてきてしまい、8合目では登山を中止しようと思ったくらいでした。 7合目を過ぎると突然雨が降り始めカッパを着ましたが、休むと寒さに耐えなければなりません。雨は9合目ぐらいで止んでくれましたが、途中休むと寒さと風に耐えられないので、水分補給ぐらいの10分間程の休憩で頂上まで登りました。 このシーズンは非常に登山者が多く特に外人(中国、韓国が多い)が70%程で、その人たちはスニーカで登っているため、また日本人の団体客も同様な感じで登り方を知らないために、頂上に近づくにしたがい、スピードが落ち始め、疲れによりコースに座り込む人が増え始め、渋滞を引きおこしていました。 それでも渋滞の横をすり抜けながら、自分の歩行ペースを保ち、3時50分に頂上に到着しました。この悪天候の中で5時間30分の歩行時間だったので意外と早く登ることができました。 ご来光まで30分以上あり富士宮神社付近の休憩場所を探すと、すでに多数の人があふれて、風除けができるところはどこもなく、仕方なく少しでも風除けが可能なところで休憩。しかし氷点下以下と思われる体感温度により、我慢ができない程寒く耐えられません そのうち震えもおきはじめ、指の感覚もなくなってきました。(これがよく言う低体温症の始まりかもしれません)ご来光の時間が近づいてもガスはまったく消えることはなく、視界は4、5mといった感じです。ご来光はあきらめて体を温めるために800円のカップラーメンを食べ、下山しました。 下山初めはガスのため足元が見えなく、登りと同じようにガスがなくなるまでは苦労しました。登りと同様に登山を知らない外人と若者が疲れのためすぐに立ち止まったり、また登りの人への譲り合いのため、渋滞を起こしスムースに歩けない状態です。 8合目ぐらいからガスも取れ、やっと下界が見え始めましたが、山の上のほうは相変わらず曇っていましたので、これから登る多数の人も何も見えないよ、と言ってやりたいくらいでした。 もう早く降りてゆっくりしたいと言う気持ちで、途中、1回だけの休憩で下山してしまい下山歩行時間は3時間30分でした。 めちゃ混んだこの時機に、また何も見えない最悪の展望と寒さ、足元も見えないガス、さらに雨中歩行の辛さだけが残ったご来光登山は、もうこりごりと思うとともに、また来年の富士山登山は昼間登山にしようかと考えている懲りない自分がいました。