体験記

　途中の河口湖付近の車中から雪化粧をした富士山が綺麗に見えたので、今日の金時山頂上からの景色は期待できるぞ、と思いながら車を走らせ集合場所に到着。まだ8時でしたが、続々登山客が集まってきます。 非常に人気のある山であることが分かります。これでは頂上では登山者はあふれているだろうと想像していましたら、やはりその通りでした。 人気の山だけあって、登山道はよく整備され、危険なところはほとんどなく約８０分の上りも比較的、楽に登ることができます。 上りは、ところどころで周りの景色が見えるだけで、頂上まで展望がそれほど望めません。それでも芦ノ湖、箱根山が近くに見え楽しませてくれます。 頂上間際の急な坂を上りきると、登山者のご褒美の大絶景が待っていました。一際大きな富士山が綺麗に雲の上に顔を出し、登りの疲れを十分に癒してくれます。 しばらく見とれてしまうほどの美しさを味わうことができました。この頂上には茶店があり、その店の天井には歴代の登山回数の多い人の名前がづらりと書き並べてあります。なんと最高は４１００回でした。 これだけの回数をどのように登ったのか、不思議です。 頂上では前述したとおり、非常にたくさんの人が景色をみながら休憩しています。これまでの登山の中で富士山を除いて最高人数かもしれません。 名残惜しい景色を後にして、下山すると途中に中高年の登山を楽しむ教室のメンバー（40人）とすれ違い、そこにいた最高齢の人（８５歳とか？）は歩行はゆっくりですが、とても元気そうです。 下山ルートでは富士山が見えたり、芦ノ湖、箱根山が見え、また多数の花も楽しませてくれます。 この山は、箱根に来たついでにスニカーとジーパンで登る人、登山が好きそうなカップル、熟年夫婦、家族連れ、トレイルランナー、団体さん、我々のような登山クラブ等、いろんな人が気軽に登っているところでした。 気軽に登れても、登った価値がある山なのかと思いました。