体験記

　８０回記念登山として選定したのは、Ｋさんのお薦めの浅間山の外輪山である黒斑山でした。浅間山は噴火している山であるため近づくことはできませんが、外輪山のここはレベル２警戒区域以外で全く問題ありませんでした。
　９時に登山口に着いた時にはすでに駐車場は満杯で場所の確保がやっとでした。大半の登山者は篭の塔山方面への登山だと思われます。 私たちは紅葉の終わった落ち葉の樹林帯の緩やかな坂を登り始め、時々後ろを振り返ると篭の塔山が見えてきます。その先には四阿山もうっすらと見えていました。 さらに階段の作られた道、岩の道を登っていくと、避難場所として厚い鉄板で作られたﾄﾞｰﾑがありました。もし噴火した場合には、ここが安全な場所となるのかもしれません。 そこからわずかに進むと、急に前掛山、トーミの頭、絶壁等の非常に雄大な眺望が目に飛び込んできます。しばらく見とれていると、カモシカの親子が遠くの岩肌にいるのが分かり、自然の楽しさを味わくことができました。
　ここからトーミの頭、黒斑山、蛇骨岳までは素晴らしい景色を見ながらの稜線歩きです。雄大な浅間山を囲んだ山々を楽しみながら昼食場所をとる予定の蛇骨岳に到着。
　ここで肉うどんをＫさん、Ｍさんが作ってくれ、景色をみながらの最高の昼食を味わうことができました。風はあったものの、ぽかぽか陽気の中で２５００ｍの大自然を堪能できました。 下山も９０分程で降りることができ、とても楽な登山でした。