102回 黒斑山(2404m)

登山日:2023年10月10日(火)
累計標高差:614m
天候:曇り
コースタイム:

車坂峠登山口(9:00)→避難小屋(10:05)→槍ケ鞘(10:15)→トーミの頭(10:25)→黒斑山(10:50)→(11:05)蛇骨岳(12:10)→トーミの頭(12:52)→槍ケ鞘(13:00)→(14:10)車坂峠登山口

体験記

 車坂峠駐車場に着いた時には小雨が降っていたので、止むのを待ってスタートしました。かなりガスっていたので頂上での眺望は期待できないと思いました。噴火によって敷き詰められた茶色石の道を登り、時々広場(賽の河原の感じ)にでると右側の展望が開けてきますが、やはり眺望はありません。登って下り、再度登り返すと噴火を避けるための避難小屋を見て少し登り槍ケ鞘」に到着。ここから先は眺望がよいはずが何も見えません。次のトーミの頭でも同様な状態で、すぐに黒斑山に向かうが、ここでも同じ。そしてさらに蛇骨岳に登る途中で太陽が見えると少しずつ展望がよくなり、目の前の浅間山の裾野も見え始めました。緑の綺麗な笹原と浅間山の斜面はとても雄大な大眺望です。しかしガスがすぐに周りを覆ってしまい、全てのガスがとれません。このような状態が蛇骨岳に着くまで何度も繰り返し、その都度、よく見えた方向の展望を楽しみました。一番ガスが取れた時にはほぼ浅間山の全容が見え、目の前に木のはえていない非常に綺麗な三角錐のでかい山に見とれてしまいました。
 蛇骨岳でランチ休憩している時には、北側方向の眼下の街並み、湯の丸方向の山々も見え始め、ここまで来た甲斐がありました。目の前の浅間山、その山につながっている仙人岳方向の険しい岩稜地帯、そして南方向の谷底は綺麗な笹の草原、右に目を向けると前掛山方向の山並等を楽しむことができました。風もあり零度近い体感温度で手がかじかむくらいの中、この景色をみながら温かいカップ麺を食べて下山ルートを検討した結果、同ルートで再度、浅間山方向の景色を見ながら下山することにした結果、期待通りトーミの頭までガスが獲れて景色を見られ、またガスに覆われることの繰り返しでしたが、十分に眺望を楽しみ槍ケ鞘に着きました。下山途中にかわいい小さな白玉のような草(シラタマノキ)を見つけました。それからは小雨が降り始め、傘をさして下山しました。
 (立ち寄り湯:布引温泉こもろ)