106回 滝子山(1620m)

登山日:2024年4月25日(木)
累計標高差:1106m
天候:晴れ
コースタイム:

笹子駅(8:10)→登山口(8:40)→83番鉄塔(9:00)→滝子山南陵(10:05)→(11:40)滝子山(12:30)→鎮西ケ池(12:45)→浜立山分枝(14:00)→道証地蔵(14:10)→下山口(14:10)→(14:40)駐車場

体験記

 寂ショウ尾根にて頂上に登り、下山は左に回り込む沢コースにしました。笹子駅から甲州街道を延々と歩き登山口手前のゲート付近の駐車場で車で来た仲間と合流して登山開始。 登山口はすぐに見つかり林の中を登り始めます。さわやかな風が吹き新緑も大きな葉に育ちとてもまぶしく鮮やかで綺麗です。徐々に急登になり、所々でゆるやかになるものの頂上まで続き、かなりハードな登山でした。 林から岩山の道に変わり両手両足を使う四足歩行で登っていきます。登りながら振り返ると富士山が見えるところが多々あり、これまでの疲れを癒してくれます。また右の遠方方向には南アルプスも見え、曇り空でもこれだけ見えるとうれしくなります。 狭い岩道もあり、油断すると崖から転落するようで慎重に進みます。高度が上がるにつれて西からの風が強くなり体感温度が下がってきているのが分かり、手も悴み始め、また岩をつかむために手袋を着用します。 途中に岩に張りついているようなイワカガミの群生地帯が目に入ります。小さな花を沢山つけています。これだけ多くのイワカガミの花を見たのはとても珍しいと思いました。 この頃になると新緑の葉は小さくなり、富士山は大きく見えてきます。またところどころに白い花をたくさん咲かせた木がありましたが、木の名前はわからず。 この岩道を数回アップダウンを繰り返して頂上に到着。
 頂上で見た富士山は黒い怪しい雲を上に従えて白い雪に覆われ光り輝いた雄大な形でした。ちょうど頂上標識の先にあるので絶好の撮影ポイントでした。その周りの山々(高川山、本社ケ丸、三つ峠、アルプス) がよく見えます。反対側はもっときれいに雁ケ原擦山、黒岳、金峰山方面が見えます。頂上は風も穏やか程度でしたので、一枚羽織るだけですみます。ここで雄大な富士山をみながらゆっくりと休憩していると、一匹のシジュウカラが近くまで遊びに来てくれました。 下りは登りとは全く違いブナ、ミズナラの大きな木の生えた緩やかな広い道を降り沢沿いまで行きます。沢は透き通った綺麗な水を流しています。そこから沢を横に見ながら延々と下っていき、徐々に落ち葉に敷き詰められた絨毯に変わりふわふわ道を滑らないよう気をつけて下っていきます。もう着くころかなと思っていたところが下山口でした。